倦怠気味
2003年10月24日 一度はしてみたいもののなかに、痛み止めの注射がある。
その存在を始めて知ったのはキャプテン翼の中学生編。痛みがないとはどういう事なのか、その恐さをドラえもんか何かで解説していて、恐かったような。
しかし、麻痺した状態なら走れないのではなかろうか。
感覚を麻痺させる、という事は別の感覚も麻痺させられないか。例えば、疲労。
疲れ止め。
スポーツマンはもとより、一般人にも大うけ。何せ、筋トレが飛躍的に楽になる。後で疲れる分には構わない、と言う人は多かろう。夢のようだ。痛覚と疲労とは全く違う感覚なのだろうか。そういえば、疲労は、五感の何処で感じているのだろう。感じてはいないのか???
マラソンで多用して危なくなる人も出そうではあるし、そもそも過労死が極端に増えそうで恐くもあるが。
その存在を始めて知ったのはキャプテン翼の中学生編。痛みがないとはどういう事なのか、その恐さをドラえもんか何かで解説していて、恐かったような。
しかし、麻痺した状態なら走れないのではなかろうか。
感覚を麻痺させる、という事は別の感覚も麻痺させられないか。例えば、疲労。
疲れ止め。
スポーツマンはもとより、一般人にも大うけ。何せ、筋トレが飛躍的に楽になる。後で疲れる分には構わない、と言う人は多かろう。夢のようだ。痛覚と疲労とは全く違う感覚なのだろうか。そういえば、疲労は、五感の何処で感じているのだろう。感じてはいないのか???
マラソンで多用して危なくなる人も出そうではあるし、そもそも過労死が極端に増えそうで恐くもあるが。
唐沢雪穂・桐原亮司
2003年10月17日 『白夜行』 東野圭吾
変わったな。変わりかけていたものがここで変わった。
東野圭吾を色々読んできたが、この作品だけは取っておいた。『白夜行』以前の作品でも、その思考錯誤はあったが、ここでそれが如実に出た。その変化は、有栖川有栖から宮部みゆきへとでも言うような変化。端的に言えば社会派への変身。前後するが、『理由』や『模倣犯』に近い感触を持った。そしてそれは、少し残念でもあった。フーダニットに止まらないミステリを模索し続けてきた東野圭吾が、その答えとしてミステリではないミステリを選んだのかと思うと。
ただ、この後の作品でそれがどうなったのかもまた楽しみでもある。
内容は、面白い。文句無く。
大量の登場人物に、破綻の無いストーリー。決してその内面が語られない本当の主人公。特に、雪穂には存在感、なんとも言えない迫力を感じる。
文章の密度も変わったように感じられる。濃くなった。それでいて、やはり東野圭吾であるから不思議だ。
ただ、この話は桐原は無くとも雪穂無しには語れないのだが、あまりこの雪穂が好きになれない。こういう行動原理で動く人間。端的に言うならば、「自分がやられて嫌な事を、関係ない他人にする」。そこには理由があって、そのために切なくなるような話なんだろうが、ダメだった。
その代わり、周囲の人物が。篠塚一成と、雪穂の友人江利子に面白さを感じた。美佳の下りは余計だったかも。
変わったな。変わりかけていたものがここで変わった。
東野圭吾を色々読んできたが、この作品だけは取っておいた。『白夜行』以前の作品でも、その思考錯誤はあったが、ここでそれが如実に出た。その変化は、有栖川有栖から宮部みゆきへとでも言うような変化。端的に言えば社会派への変身。前後するが、『理由』や『模倣犯』に近い感触を持った。そしてそれは、少し残念でもあった。フーダニットに止まらないミステリを模索し続けてきた東野圭吾が、その答えとしてミステリではないミステリを選んだのかと思うと。
ただ、この後の作品でそれがどうなったのかもまた楽しみでもある。
内容は、面白い。文句無く。
大量の登場人物に、破綻の無いストーリー。決してその内面が語られない本当の主人公。特に、雪穂には存在感、なんとも言えない迫力を感じる。
文章の密度も変わったように感じられる。濃くなった。それでいて、やはり東野圭吾であるから不思議だ。
ただ、この話は桐原は無くとも雪穂無しには語れないのだが、あまりこの雪穂が好きになれない。こういう行動原理で動く人間。端的に言うならば、「自分がやられて嫌な事を、関係ない他人にする」。そこには理由があって、そのために切なくなるような話なんだろうが、ダメだった。
その代わり、周囲の人物が。篠塚一成と、雪穂の友人江利子に面白さを感じた。美佳の下りは余計だったかも。
クレジット
2003年10月13日 教師モノのドラマがいくつか始まったようで。しかも、リアル金八路線というか、実話を元にしたものもあるという事。
予告の場面を見てなんだかなと思った箇所が。
人を信用する、信じるという事は、そんな簡単に出来る事なのだろうか。
教師がどういう仕事なのかはわからないが、生徒経験者としては、生徒一人一人が教師に信じてもらえるような事をしていたかというと疑問。しかし、ドラマなどでは簡単に教師が生徒を「信じて」しまう。これは金八というか、ドラマや物語の世界の話なのだろうと思うのだが、一応現実を下敷きにしているはずのドラマでもそういうセリフが出るのか、と予告を見て少しのけぞった。
結局ただのドラマといえばそうなのかもしれないが。
それとも、教師はそうも簡単に生徒を信じてしまうのだろうか。
親子や恋人同士が「信じていたのに・・・」というならばまだ話はわかる。信じるだけの何かがそこにはあったのだろう。
しかし、それほどの長い時間を共有したわけでもない者が「立場」を与えられただけで、信じてしまうというのは。
信用とは、得難いがために有り難いものではないのか。
そう言った裏づけが無く使われる「信じている」は、相手に対するただのプレッシャーのように思える。しかもそれは、自分の思うとおりに動いてくれよ、というただのエゴが絡んだ圧力、立場に拠って行使される影響力ではなかろうか。
信用は、得るのが難しく失うのは簡単なもの。本当に。もっと大事にこの言葉を使って欲しいと思う。
予告の場面を見てなんだかなと思った箇所が。
人を信用する、信じるという事は、そんな簡単に出来る事なのだろうか。
教師がどういう仕事なのかはわからないが、生徒経験者としては、生徒一人一人が教師に信じてもらえるような事をしていたかというと疑問。しかし、ドラマなどでは簡単に教師が生徒を「信じて」しまう。これは金八というか、ドラマや物語の世界の話なのだろうと思うのだが、一応現実を下敷きにしているはずのドラマでもそういうセリフが出るのか、と予告を見て少しのけぞった。
結局ただのドラマといえばそうなのかもしれないが。
それとも、教師はそうも簡単に生徒を信じてしまうのだろうか。
親子や恋人同士が「信じていたのに・・・」というならばまだ話はわかる。信じるだけの何かがそこにはあったのだろう。
しかし、それほどの長い時間を共有したわけでもない者が「立場」を与えられただけで、信じてしまうというのは。
信用とは、得難いがために有り難いものではないのか。
そう言った裏づけが無く使われる「信じている」は、相手に対するただのプレッシャーのように思える。しかもそれは、自分の思うとおりに動いてくれよ、というただのエゴが絡んだ圧力、立場に拠って行使される影響力ではなかろうか。
信用は、得るのが難しく失うのは簡単なもの。本当に。もっと大事にこの言葉を使って欲しいと思う。
バレンタイン。スポーツ紙。
2003年10月7日 バレンタインがロッテの監督へ復帰するかも、という報道が始めになされてから随分経った。ここにきて動きが出たようだから、スポーツ新聞の記事から見てみたい。
「ロッテ・バレンタイン監督」の誕生が、秒読み段階に入った。〜〜早ければ日本シリーズ期間中(18〜26日)にも発表できる見込みだ。〜〜メッツとの契約の兼ね合いを考慮しながら、早期の決着に努める意向だ。(ニッカン)
ロッテ側には「これからスタートするので難航する可能性がある」(重光オーナー代行)との危ぐもある。
バレンタイン氏以外にはOBの村田兆治氏(54)=野球評論家=ら二人の候補者がいる (スポニチ)
メジャー各球団の来季の監督が決まるまでは、態度を保留すると見る向きもある。さらに、年俸面でも交渉が難航するのは必至な情勢だ。
重光オーナー代行は「これから(交渉を)スタートするので、難航する可能性はある」と覚悟の上。〜〜国内で有力視される村田氏も含めて慎重に監督人事を進めることになる。 (報知)
ロッテ・重光昭夫オーナー代行(48)は6日、元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏(53)を次期監督の第1候補に絞ったことを明かした。しかし、同氏は米大リーグ監督復帰を希望、招へいが不調に終わった場合は広野功・編成部部長(59)の昇格が有力視される。
同氏は米テレビ局との専属契約もあり、ロッテとの交渉は難航必至。実際には広野氏の内部昇格が有力とみられる。 (サンスポ)
バレンタイン監督9年ぶり復帰へ
ロッテの来季新監督に、95年に2位に導いたボビー・バレンタイン元メッツ監督(53)が就任することが決定的となった。ネックとなっていた資金面もクリアできるもようで、日本シリーズ明けにも正式発表される。(デイリー)
これを見てみると、
ニッカンとデイリーが「決定的」。
スポニチと報知が「微妙」で、後任が村田兆治。 サンスポが「困難」で後任が広野編成部長。
原の退団を最初にすっぱ抜いて自信たっぷりに報道したのがニッカンだったが、今回はどうだろう。また自信たっぷりだが。ただ、一番記事が信用できないと思われる(少なくとも阪神以外は)デイリーも同じ見方というのは。
スポニチと報知は判断を避けている様子。ひょっとしたら情報入手が遅かったのかもしれない。
微妙に信用できない記事が多いながらも、こう書かれると気にかかるサンスポ。広野編成部長ってどこから持ち上がったのだろう。
監督が誰になるかも、ファンにとっては大きいが、どの新聞が正確な情報網を持っているか。そんなところにも注目してみた。今のところ、世間一般もそうだと思うがニッカンの信用度が高い。はてさてどうなる事か。
「ロッテ・バレンタイン監督」の誕生が、秒読み段階に入った。〜〜早ければ日本シリーズ期間中(18〜26日)にも発表できる見込みだ。〜〜メッツとの契約の兼ね合いを考慮しながら、早期の決着に努める意向だ。(ニッカン)
ロッテ側には「これからスタートするので難航する可能性がある」(重光オーナー代行)との危ぐもある。
バレンタイン氏以外にはOBの村田兆治氏(54)=野球評論家=ら二人の候補者がいる (スポニチ)
メジャー各球団の来季の監督が決まるまでは、態度を保留すると見る向きもある。さらに、年俸面でも交渉が難航するのは必至な情勢だ。
重光オーナー代行は「これから(交渉を)スタートするので、難航する可能性はある」と覚悟の上。〜〜国内で有力視される村田氏も含めて慎重に監督人事を進めることになる。 (報知)
ロッテ・重光昭夫オーナー代行(48)は6日、元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏(53)を次期監督の第1候補に絞ったことを明かした。しかし、同氏は米大リーグ監督復帰を希望、招へいが不調に終わった場合は広野功・編成部部長(59)の昇格が有力視される。
同氏は米テレビ局との専属契約もあり、ロッテとの交渉は難航必至。実際には広野氏の内部昇格が有力とみられる。 (サンスポ)
バレンタイン監督9年ぶり復帰へ
ロッテの来季新監督に、95年に2位に導いたボビー・バレンタイン元メッツ監督(53)が就任することが決定的となった。ネックとなっていた資金面もクリアできるもようで、日本シリーズ明けにも正式発表される。(デイリー)
これを見てみると、
ニッカンとデイリーが「決定的」。
スポニチと報知が「微妙」で、後任が村田兆治。 サンスポが「困難」で後任が広野編成部長。
原の退団を最初にすっぱ抜いて自信たっぷりに報道したのがニッカンだったが、今回はどうだろう。また自信たっぷりだが。ただ、一番記事が信用できないと思われる(少なくとも阪神以外は)デイリーも同じ見方というのは。
スポニチと報知は判断を避けている様子。ひょっとしたら情報入手が遅かったのかもしれない。
微妙に信用できない記事が多いながらも、こう書かれると気にかかるサンスポ。広野編成部長ってどこから持ち上がったのだろう。
監督が誰になるかも、ファンにとっては大きいが、どの新聞が正確な情報網を持っているか。そんなところにも注目してみた。今のところ、世間一般もそうだと思うがニッカンの信用度が高い。はてさてどうなる事か。
来季
2003年10月6日 先発 清水直 3.17 14勝10敗
ミンチー4.63 13勝2敗
小林宏 3.83 10勝10敗
渡辺俊 3.80 8勝3敗
黒木 −− −勝−敗
(小野 5.26 2勝4敗)
(加藤 8.02 1勝5敗)
(薮田 5.89 5勝6敗)
中継ぎ シコースキー3.23
川井 4.73
藤田 4.86
戸部 4.36
(田中良 7.87)
(田中充 ---)
(長崎 9.00)
(神田 7.02)
(鈴木 ---)
抑え 小林雅 2.93 0勝2敗32S
捕手 里崎 .331 8HR
清水将 .213 2HR
(辻 .000 0HR)
一塁 福浦 .300 19HR
澤井 .278 2HR
フェルナンデス .306 31HR
代田 .000 0HR(守備要員)
二塁 堀 .289 21HR
渡辺正 .226 6HR
原井 .243 0HR (守備要員)
三塁 フェルナンデス .306 31HR
ショート .302 12HR
澤井 .278 2HR
初芝 .303 4HR
(今江 .333 0HR)
渡辺正 .226 6HR (守備要員)
遊撃 小坂 .257 3HR
渡辺正 .226 6HR
(西岡 .333 0HR)
外野 サブロー .261 10HR
ショート .302 12HR
井上純 .296 6HR
立川 .239 7HR
喜多 .234 0HR
(寺本 .333 0HR)
(伊与田 .193 2HR)
代打 初芝 .303 4HR
佐藤 .228 0HR
こうして見てみると、足りないのは明らかに中継ぎ、そして外野。
投手陣は、質はあっても量が足りない為、中継ぎにまで手が回らずに中盤以降の失点が多い。これは、この2年のドラフト即戦力、田中充、神田、鈴木、酒井が即戦力としては役に立たずにいる事が大きな要因だろう。ただ、今年後半から出てきた戸部のように、即戦力とは言っても2年前後育ててからブレイク、というパターンが非常に多い(清水直、黒木、小林雅等)ため、むしろ来季に期待をもちたい。黒木の復活が成れば先発は固まる為に、中継ぎも厚みが出てくるだろう。
ドラフトで1、2人。その他で1,2人程度の補強を中継ぎ陣に望みたい。その中で、二十歳の田中良あたりに谷間の先発を経験させられる程度の余裕が出れば理想的。ただ、20歳前後の若手が二人しかいない、というのは心もとないか。
野手は、一時は高齢化が進み、ファームで試合をする事すら危ぶまれた内野陣が、ここにきて活性化。ここ数年で良質な高卒の内野手を大量に指名。それに刺激されるように、停滞していた澤井、渡辺正が2軍の選手から、1軍半以上のレベルにようやく達し、さらにそれに刺激されて堀や初芝も再生するという好循環。ガッツ型の外国人二人が本職内野で、3割超える成績というのも大きい。不安点は、来季もベテランの堀が今年程度の成績を残せるかどうか。
ドラフトでは、良いと思える選手がいたなら高卒を若干名欲しい。ただ、内野から外野にコンバートがあるならば即戦力を含め、もう少しほしいところだ。
外野は厳しい状況。期待の中堅、大塚と立川がこけたために、生え抜きで期待出来る外野がサブロー一人。今季のレギュラー、井上純とショートはテスト入団の30代と、外国人で不安要素が残る。しかも、ショートの本職は内野手。01年のD1喜多も、2軍では成績を残しているものの、未だバッティングに力強さが見受けられず、このままではレギュラーは遠い。23歳以下の若手も皆無な為、コンバートもしくはトレードを渇望。高卒即戦力合わせて、3人程度はドラフトでも指名が欲しいところ。とにかく人数を増やして競争を促したい。
捕手は、怪我がなければ里崎で決定になりそうな状況。インサイドワークはまだまだでも、3割以上の打撃成績は捨て辛い。あぶれた清水将は、抑え捕手という立場か。ただ、捕手の人数自体が5人と少ない為、何人か補強がほしいところではある。
こうして見ていくと、現状で必要なのは第一に中継ぎ投手の頭数。次に外野手。次に捕手という事になろうか。
しかし、中継ぎは即戦力となるようなドラフト候補が今のところ少ない。高卒の投手を多くとって、競争を激化させるのも良いだろう。
外野手も、即戦力は望めない。ここはトレード中心になるだろう。そこに、高卒の外野手を数人入れて、内野からのコンバート。というのが上策だろうか。
いやしかし、戦力は整いつつある。バレンタイン後数年間の時期とは違って粒がそろい、希望が望める布陣になってきたのは嬉しい限りだ。後は、機動力。これを新監督には望みたい。
ミンチー4.63 13勝2敗
小林宏 3.83 10勝10敗
渡辺俊 3.80 8勝3敗
黒木 −− −勝−敗
(小野 5.26 2勝4敗)
(加藤 8.02 1勝5敗)
(薮田 5.89 5勝6敗)
中継ぎ シコースキー3.23
川井 4.73
藤田 4.86
戸部 4.36
(田中良 7.87)
(田中充 ---)
(長崎 9.00)
(神田 7.02)
(鈴木 ---)
抑え 小林雅 2.93 0勝2敗32S
捕手 里崎 .331 8HR
清水将 .213 2HR
(辻 .000 0HR)
一塁 福浦 .300 19HR
澤井 .278 2HR
フェルナンデス .306 31HR
代田 .000 0HR(守備要員)
二塁 堀 .289 21HR
渡辺正 .226 6HR
原井 .243 0HR (守備要員)
三塁 フェルナンデス .306 31HR
ショート .302 12HR
澤井 .278 2HR
初芝 .303 4HR
(今江 .333 0HR)
渡辺正 .226 6HR (守備要員)
遊撃 小坂 .257 3HR
渡辺正 .226 6HR
(西岡 .333 0HR)
外野 サブロー .261 10HR
ショート .302 12HR
井上純 .296 6HR
立川 .239 7HR
喜多 .234 0HR
(寺本 .333 0HR)
(伊与田 .193 2HR)
代打 初芝 .303 4HR
佐藤 .228 0HR
こうして見てみると、足りないのは明らかに中継ぎ、そして外野。
投手陣は、質はあっても量が足りない為、中継ぎにまで手が回らずに中盤以降の失点が多い。これは、この2年のドラフト即戦力、田中充、神田、鈴木、酒井が即戦力としては役に立たずにいる事が大きな要因だろう。ただ、今年後半から出てきた戸部のように、即戦力とは言っても2年前後育ててからブレイク、というパターンが非常に多い(清水直、黒木、小林雅等)ため、むしろ来季に期待をもちたい。黒木の復活が成れば先発は固まる為に、中継ぎも厚みが出てくるだろう。
ドラフトで1、2人。その他で1,2人程度の補強を中継ぎ陣に望みたい。その中で、二十歳の田中良あたりに谷間の先発を経験させられる程度の余裕が出れば理想的。ただ、20歳前後の若手が二人しかいない、というのは心もとないか。
野手は、一時は高齢化が進み、ファームで試合をする事すら危ぶまれた内野陣が、ここにきて活性化。ここ数年で良質な高卒の内野手を大量に指名。それに刺激されるように、停滞していた澤井、渡辺正が2軍の選手から、1軍半以上のレベルにようやく達し、さらにそれに刺激されて堀や初芝も再生するという好循環。ガッツ型の外国人二人が本職内野で、3割超える成績というのも大きい。不安点は、来季もベテランの堀が今年程度の成績を残せるかどうか。
ドラフトでは、良いと思える選手がいたなら高卒を若干名欲しい。ただ、内野から外野にコンバートがあるならば即戦力を含め、もう少しほしいところだ。
外野は厳しい状況。期待の中堅、大塚と立川がこけたために、生え抜きで期待出来る外野がサブロー一人。今季のレギュラー、井上純とショートはテスト入団の30代と、外国人で不安要素が残る。しかも、ショートの本職は内野手。01年のD1喜多も、2軍では成績を残しているものの、未だバッティングに力強さが見受けられず、このままではレギュラーは遠い。23歳以下の若手も皆無な為、コンバートもしくはトレードを渇望。高卒即戦力合わせて、3人程度はドラフトでも指名が欲しいところ。とにかく人数を増やして競争を促したい。
捕手は、怪我がなければ里崎で決定になりそうな状況。インサイドワークはまだまだでも、3割以上の打撃成績は捨て辛い。あぶれた清水将は、抑え捕手という立場か。ただ、捕手の人数自体が5人と少ない為、何人か補強がほしいところではある。
こうして見ていくと、現状で必要なのは第一に中継ぎ投手の頭数。次に外野手。次に捕手という事になろうか。
しかし、中継ぎは即戦力となるようなドラフト候補が今のところ少ない。高卒の投手を多くとって、競争を激化させるのも良いだろう。
外野手も、即戦力は望めない。ここはトレード中心になるだろう。そこに、高卒の外野手を数人入れて、内野からのコンバート。というのが上策だろうか。
いやしかし、戦力は整いつつある。バレンタイン後数年間の時期とは違って粒がそろい、希望が望める布陣になってきたのは嬉しい限りだ。後は、機動力。これを新監督には望みたい。
幹事
2003年10月5日 夕べは同窓会。
高校2年の時のクラス会という、微妙な席を、3年の時のそれすら開かれていないというのに何故設けようと思ったのか。何故幹事を引き受けているのか。よく分からないが、ともあれ同窓会。
結果、40人のうち、27,8人からの人数が出席。凄い。これはもはや、幹事の人徳以外の何物でもなかろう。
恐らく。多分。
人徳はともかく、これだけ参加者が多いと、そのほうが面白い。あまり変わってない人も多かったが、良い変わり方をした人もいた。そうでない人がいなかったのは良い事だろう。最も驚いたのは、小学校教師になって、しかも既に担任を持っている女の子がいたこと。素晴らしい。
これまた驚いたのは、2次会の出席者が20人を軽く超え、しかも全員同じところに集まったという事。もっとバラバラに分かれて2次会、だと思っていたのだが。しかし、おかげで幹事の苦労増。
こんなに仲の良いクラスだったろうか・・・
高校2年の時のクラス会という、微妙な席を、3年の時のそれすら開かれていないというのに何故設けようと思ったのか。何故幹事を引き受けているのか。よく分からないが、ともあれ同窓会。
結果、40人のうち、27,8人からの人数が出席。凄い。これはもはや、幹事の人徳以外の何物でもなかろう。
恐らく。多分。
人徳はともかく、これだけ参加者が多いと、そのほうが面白い。あまり変わってない人も多かったが、良い変わり方をした人もいた。そうでない人がいなかったのは良い事だろう。最も驚いたのは、小学校教師になって、しかも既に担任を持っている女の子がいたこと。素晴らしい。
これまた驚いたのは、2次会の出席者が20人を軽く超え、しかも全員同じところに集まったという事。もっとバラバラに分かれて2次会、だと思っていたのだが。しかし、おかげで幹事の苦労増。
こんなに仲の良いクラスだったろうか・・・
節
2003年10月3日 ニュース23で、「オブジェクション」として街頭インタビューの様子をよく流しているが、これはちとひどいのではないか。そう、思った。
今日のテーマは「景気のいい話」とかなんとかだったと思うが、「全然ないですねー」とか、「阪神優勝くらい」とか、そんな発言を映し出して、キャスターがお決まりのセリフを言う。しかし、そんなに自分の近辺が景気が悪い話で一杯という人ばかりではあるまい。
インタビューの結果を放送する時、そこに取捨選択があるのは当たり前だが、あまりにも選びすぎではないか。購読者層が分かれていないという点で、新聞の読者投稿よりたちが悪い。
せめて、どれ程度の割合だったのか、集計結果が欲しかった。
とは言っても、街頭インタビューやアンケートなど、「それに答えたがる人種」という範囲限定の結果でしかないから、あまり鵜呑みには出来ないのかもしれないが。
今日のテーマは「景気のいい話」とかなんとかだったと思うが、「全然ないですねー」とか、「阪神優勝くらい」とか、そんな発言を映し出して、キャスターがお決まりのセリフを言う。しかし、そんなに自分の近辺が景気が悪い話で一杯という人ばかりではあるまい。
インタビューの結果を放送する時、そこに取捨選択があるのは当たり前だが、あまりにも選びすぎではないか。購読者層が分かれていないという点で、新聞の読者投稿よりたちが悪い。
せめて、どれ程度の割合だったのか、集計結果が欲しかった。
とは言っても、街頭インタビューやアンケートなど、「それに答えたがる人種」という範囲限定の結果でしかないから、あまり鵜呑みには出来ないのかもしれないが。
寒暖
2003年9月27日 ここのところ、ダラダラと風邪をひいてしまって。どうも、パソコンをすると体調が悪化する気がする。
それでも今日はバイト。看板を持って一日中座っているだけで7000円はおいしい。暖かい日だと日向ぼっこで良いのだが、雨が降った日は辛かった。
寒風吹きすさぶ西武ドームも辛かった。息が白かった。
しかし、豊田を砕いた初芝に、確かに後光が見えた。
ああ、だから風邪引いたんだな。
それでも今日はバイト。看板を持って一日中座っているだけで7000円はおいしい。暖かい日だと日向ぼっこで良いのだが、雨が降った日は辛かった。
寒風吹きすさぶ西武ドームも辛かった。息が白かった。
しかし、豊田を砕いた初芝に、確かに後光が見えた。
ああ、だから風邪引いたんだな。
質より量
2003年9月22日 他がどうあれ、こと同窓会に関しては、何よりも量が問題だろう。いや、質という書き方は語弊があるのだが、自分と近い人か遠い人かではなく、という意味で。
その同窓会、いったいどれ位の出席率ならば成功と言えるのだろうか。
まず、全員は無理だろう。学生ならともかく、ストレート組が社会人になっている以上、4分の3も難しい気がする。しかし、半分は来ないと寂しいだろうな。
そう考えると、半分〜5分の3揃えばまずまずといったところだろうか。
しかし、半分とは言っても、男だけ、とか女だけ、とか知っている人だけ、では同窓会とは呼べまい。高校くらいは、クラスで「グループ」が出来る一番の時期だろうが、その「グループ」から満遍なく人を集められるかどうか、にかかっていると言えるのではないか。
同窓会の幹事を、何故か担当する事になったと言う事。そんなタイプではないのだが。
学生時代悪そうだった奴から、なんとも礼儀正しい参加メールが来るのが意外で、面白い。
その同窓会、いったいどれ位の出席率ならば成功と言えるのだろうか。
まず、全員は無理だろう。学生ならともかく、ストレート組が社会人になっている以上、4分の3も難しい気がする。しかし、半分は来ないと寂しいだろうな。
そう考えると、半分〜5分の3揃えばまずまずといったところだろうか。
しかし、半分とは言っても、男だけ、とか女だけ、とか知っている人だけ、では同窓会とは呼べまい。高校くらいは、クラスで「グループ」が出来る一番の時期だろうが、その「グループ」から満遍なく人を集められるかどうか、にかかっていると言えるのではないか。
同窓会の幹事を、何故か担当する事になったと言う事。そんなタイプではないのだが。
学生時代悪そうだった奴から、なんとも礼儀正しい参加メールが来るのが意外で、面白い。
ありえやん
2003年9月18日 巨人とロッテのトレード話が頻繁に取りざたされる今日この頃、サンスポのこの記事。
コバマサ+藤田⇔清水+仁志
リークされた時点でこの話が潰れるのは分かりきってはいるのだが、それでも腹に据えかねるものはある。
仁志と藤田だったら一対一のトレードもありうる、そんな成績であろう。昨今は。仁志はやたらと有名だが、今季240でパリーグに来たら間違いなくホームランも減る。実績から考えても3割を一度も打った事が無い選手。藤田も今季成績悪いが、ホールド王を獲得した事もある選手。ロッテとしては2塁に3割20本を今年打っている堀もいて、渡辺正人や西岡といった交代選手も丁度そろってきたところ。仁志の必要性が無い。
すると、清水とコバマサの一対一トレード!?・・・ありえない。清水は良い選手だが、これまた今季240。30Sの投手と引き換えになる訳が無い。
コバマサは今季調子が悪い。と言う事は逆に、調子が悪くても防御率は2点台後半ということ。しかも負け数が少ないという事は点を取られても負けない投球が出来始めている証。
更に言うならば、仁志と清水はFAの権利取得が間近に迫っていたはず。一年限りで宣言されてはたまらない。
そもそも、2億近い年棒を払って、なんで打率240の選手を雇わねばならんのだ。
高橋由伸ですら怪我が多すぎて微妙なところだというに。
「ありえやん」は、三重の友達がよく使う言葉。三重は関西ではないとおもうのだが。東海だろうに。
コバマサ+藤田⇔清水+仁志
リークされた時点でこの話が潰れるのは分かりきってはいるのだが、それでも腹に据えかねるものはある。
仁志と藤田だったら一対一のトレードもありうる、そんな成績であろう。昨今は。仁志はやたらと有名だが、今季240でパリーグに来たら間違いなくホームランも減る。実績から考えても3割を一度も打った事が無い選手。藤田も今季成績悪いが、ホールド王を獲得した事もある選手。ロッテとしては2塁に3割20本を今年打っている堀もいて、渡辺正人や西岡といった交代選手も丁度そろってきたところ。仁志の必要性が無い。
すると、清水とコバマサの一対一トレード!?・・・ありえない。清水は良い選手だが、これまた今季240。30Sの投手と引き換えになる訳が無い。
コバマサは今季調子が悪い。と言う事は逆に、調子が悪くても防御率は2点台後半ということ。しかも負け数が少ないという事は点を取られても負けない投球が出来始めている証。
更に言うならば、仁志と清水はFAの権利取得が間近に迫っていたはず。一年限りで宣言されてはたまらない。
そもそも、2億近い年棒を払って、なんで打率240の選手を雇わねばならんのだ。
高橋由伸ですら怪我が多すぎて微妙なところだというに。
「ありえやん」は、三重の友達がよく使う言葉。三重は関西ではないとおもうのだが。東海だろうに。
ワクワク
2003年9月15日 デジカメは便利だなと思う。
アップ、ズームはもちろんの事だが、フィルム代がかからない、撮影可能枚数が多い、そして何より撮り直しができるから撮影に失敗すると言う事がない。値段は高いが、人気があるのも分かる気がする。
アナログな大きいカメラを使っているため、意外とその重さにも苦労する。カバンから引っ張り出すのも面倒臭いし、かといって下げているのもちょっと。
しかし、そんなアナログでも負けないものがあって。
それは、写真が出来る時のワクワク感。どんな写真が出来ているのだろうか、旅行時のそれでも、そうでない記念写真であろうとも、その時の空気が自分の元に戻ってくるようなワクワク感。これだけは、その場で見れてしまうデジカメには真似できない。できまい。
楽しみは後で取っておくという点で、海外では日本食を食べないようにするのと似ているかもしれない。インターネットで情報を得るのも避けたいところではある。
ちょっとばかり高くとも、今日この手に帰ってきた写真を見る喜びは、なかなか他では味わえない。
決してデジカメを買う金が無いからこんな事を書いているのではなく。
アップ、ズームはもちろんの事だが、フィルム代がかからない、撮影可能枚数が多い、そして何より撮り直しができるから撮影に失敗すると言う事がない。値段は高いが、人気があるのも分かる気がする。
アナログな大きいカメラを使っているため、意外とその重さにも苦労する。カバンから引っ張り出すのも面倒臭いし、かといって下げているのもちょっと。
しかし、そんなアナログでも負けないものがあって。
それは、写真が出来る時のワクワク感。どんな写真が出来ているのだろうか、旅行時のそれでも、そうでない記念写真であろうとも、その時の空気が自分の元に戻ってくるようなワクワク感。これだけは、その場で見れてしまうデジカメには真似できない。できまい。
楽しみは後で取っておくという点で、海外では日本食を食べないようにするのと似ているかもしれない。インターネットで情報を得るのも避けたいところではある。
ちょっとばかり高くとも、今日この手に帰ってきた写真を見る喜びは、なかなか他では味わえない。
決してデジカメを買う金が無いからこんな事を書いているのではなく。
帰ってきて思った事
2003年9月13日 ・石原慎太郎も賞味期限切れとしか思えない。前々からそういう傾向はあったが、今回はもはや感情でしか物を言ってない。そして、それを制御しようとしていないから、記者会見が中学生の口喧嘩にしか見えない。やれやれ。
・一部報道で、巨人が小林宏之を狙っているとの事だが、その交換相手がこれまた。江藤も仁志もいらんわな。週刊誌や、あっち系の新聞なんて、ネットの掲示板程度の頭しか持ってないのかね。そもそも、この年棒差でトレードが成り立つはずは無いのだが。
・いつの間にやら株価がぐんぐん上がってきたみたいで。こういう時こそもっとマスコミ騒ぐべきでは。騒げばますます上がるだろうに、株価が上がる事が残念、みたいに聞こえてしょうがない。
・日本語の看板を見ると胡散臭く思えてしょうがない。
・一部報道で、巨人が小林宏之を狙っているとの事だが、その交換相手がこれまた。江藤も仁志もいらんわな。週刊誌や、あっち系の新聞なんて、ネットの掲示板程度の頭しか持ってないのかね。そもそも、この年棒差でトレードが成り立つはずは無いのだが。
・いつの間にやら株価がぐんぐん上がってきたみたいで。こういう時こそもっとマスコミ騒ぐべきでは。騒げばますます上がるだろうに、株価が上がる事が残念、みたいに聞こえてしょうがない。
・日本語の看板を見ると胡散臭く思えてしょうがない。
バンコク
2003年9月9日 朝はゆっくりと行動開始。
朝食をいつものように、野菜ジュースとヨーグルトで摂ってから、今日はもっとくつろぐというKより先に宿を出る。
すぐ近くにあるジム・トンプソンの家へと行ってみる。日本人ガイドがついて、しかも学生のために50バーツ。なかなか面白い。受付の人はチバに妹がいるとか。そんな人ばっかり。
一通り見た後、両替をしようと銀行へ行くが、これが困る。ここまできたら1万円も両替する必要はないのだが、一万円札を出して、3000円だけ両替してくれ、というとどこも断られる。同じような日本人の二人組みもいたが、かれらは諦めて一万円両替してしまっていた。
結局、バンランプー近くの銀行では普通に両替できた。中心部は世知辛い。
昼飯は、あの味が忘れられない屋台のトムヤムクン。相変わらず良い味。飴のサービスまであり。
最後の名残にとスイカシェイクを買って、飲みながらワット・ポーへと向かう。マッサージをしてもらう為だが、偶然前回と同じマッサージ師だった。オバチャン。
しかし、どうにもこの日は上手くない。力が入りすぎていて痛い。ちと残念だった。
ただ、となりのマッサージ師が20歳の女の子だったので、欧米人観光客のオジサンが喜んでいたのが面白かった。どういうわけか盛んに日本語で「カワイー」と言いまくって、何故かそのコも苦笑いしながら「アリガトー」って何人同士の会話だと。それを見て笑っていたから力が入りすぎたのかもしれない。隣にいるのが日本人だとわかると、途端に日本語をやめたオジサンもおかしかった。
お気に入りだったワット・アルンを、最後に少し眺めてから舟で戻る。
夕食は、最後だからとガイドに載っていて目をつけていたちょっと高級店に行こうとしたのだが、何たる事か。これが潰れているのだ。仕方がないので、「コカ」というしゃぶしゃぶの店へ。これはこれで美味しかったが。
ホテルで荷物を受け取り、トゥクトゥクで駅へと向かう。60バーツといわれたのだが、抵抗して40バーツで。運転手はかなり渋っていた為か、運転が荒かった。
鉄道駅から、10バーツで空港へと向かう。ここの鉄道は本当に安い。
空港では、長々と待つ羽目になったのだが、お隣の韓国人旅行者と話が出来て面白かった。物腰柔らかな中年夫婦は、独学で日本語を学んでいるという。パックの一団だったのだが、日本語ペラペラな若い人もいて、彼等の日本に対する興味に驚かされた。韓国で日本語を話すと嫌な目で見られたりするというのは、本当に昔の話なのだろう。
それにしても韓国人は、タイ料理が苦手らしい。全然食べられないという人が多かった。
飛行機は少し遅れていて、パスポートチェックの後にかなり待ったのだが、目の前に座っていた欧米系の少年とにらめっこをしたり、隣に座った日本人旅行者が「来る時も同じ飛行機でしたよね?」と言ってきて話をしたのも合ってあまり辛くはなかった。
しかし、この時深夜の3時。目の前の欧米系の少年は、どう見ても6,7歳。唸った。にらめっこをしてるのを、オヤジさんに見つかった時はかなり恥ずかしかった。
飛行機に乗ると、今度は隣に、アンコールワットで一緒になった、2万円ぼられたといういつかの人が偶然にも隣に。かなりの偶然に驚いたが、疲れていたためあまり話も出来ず。
面白かったのが、フィリピンから乗ってきた大家族。日本人の旦那に、フィリピン人の妻。そして、大家族。子供が皆かわいい。特に話をしたわけでは無いが、彼らが皆日本語で話をしているのを見ていると、なにか嬉しくなる。
最後まで色々な人を見れて、実に楽しい。
朝食をいつものように、野菜ジュースとヨーグルトで摂ってから、今日はもっとくつろぐというKより先に宿を出る。
すぐ近くにあるジム・トンプソンの家へと行ってみる。日本人ガイドがついて、しかも学生のために50バーツ。なかなか面白い。受付の人はチバに妹がいるとか。そんな人ばっかり。
一通り見た後、両替をしようと銀行へ行くが、これが困る。ここまできたら1万円も両替する必要はないのだが、一万円札を出して、3000円だけ両替してくれ、というとどこも断られる。同じような日本人の二人組みもいたが、かれらは諦めて一万円両替してしまっていた。
結局、バンランプー近くの銀行では普通に両替できた。中心部は世知辛い。
昼飯は、あの味が忘れられない屋台のトムヤムクン。相変わらず良い味。飴のサービスまであり。
最後の名残にとスイカシェイクを買って、飲みながらワット・ポーへと向かう。マッサージをしてもらう為だが、偶然前回と同じマッサージ師だった。オバチャン。
しかし、どうにもこの日は上手くない。力が入りすぎていて痛い。ちと残念だった。
ただ、となりのマッサージ師が20歳の女の子だったので、欧米人観光客のオジサンが喜んでいたのが面白かった。どういうわけか盛んに日本語で「カワイー」と言いまくって、何故かそのコも苦笑いしながら「アリガトー」って何人同士の会話だと。それを見て笑っていたから力が入りすぎたのかもしれない。隣にいるのが日本人だとわかると、途端に日本語をやめたオジサンもおかしかった。
お気に入りだったワット・アルンを、最後に少し眺めてから舟で戻る。
夕食は、最後だからとガイドに載っていて目をつけていたちょっと高級店に行こうとしたのだが、何たる事か。これが潰れているのだ。仕方がないので、「コカ」というしゃぶしゃぶの店へ。これはこれで美味しかったが。
ホテルで荷物を受け取り、トゥクトゥクで駅へと向かう。60バーツといわれたのだが、抵抗して40バーツで。運転手はかなり渋っていた為か、運転が荒かった。
鉄道駅から、10バーツで空港へと向かう。ここの鉄道は本当に安い。
空港では、長々と待つ羽目になったのだが、お隣の韓国人旅行者と話が出来て面白かった。物腰柔らかな中年夫婦は、独学で日本語を学んでいるという。パックの一団だったのだが、日本語ペラペラな若い人もいて、彼等の日本に対する興味に驚かされた。韓国で日本語を話すと嫌な目で見られたりするというのは、本当に昔の話なのだろう。
それにしても韓国人は、タイ料理が苦手らしい。全然食べられないという人が多かった。
飛行機は少し遅れていて、パスポートチェックの後にかなり待ったのだが、目の前に座っていた欧米系の少年とにらめっこをしたり、隣に座った日本人旅行者が「来る時も同じ飛行機でしたよね?」と言ってきて話をしたのも合ってあまり辛くはなかった。
しかし、この時深夜の3時。目の前の欧米系の少年は、どう見ても6,7歳。唸った。にらめっこをしてるのを、オヤジさんに見つかった時はかなり恥ずかしかった。
飛行機に乗ると、今度は隣に、アンコールワットで一緒になった、2万円ぼられたといういつかの人が偶然にも隣に。かなりの偶然に驚いたが、疲れていたためあまり話も出来ず。
面白かったのが、フィリピンから乗ってきた大家族。日本人の旦那に、フィリピン人の妻。そして、大家族。子供が皆かわいい。特に話をしたわけでは無いが、彼らが皆日本語で話をしているのを見ていると、なにか嬉しくなる。
最後まで色々な人を見れて、実に楽しい。
バンコク
2003年9月8日 よく寝たせいか、下痢もだいぶ良くなった。
翌日の帰国に備えて、交通の便が悪い現在の宿から、中心部にあり、前にも使った「ホワイトロッジ」へと大移動。10時ごろに着く。部屋はあるのだが、まだチェックインは出来ないという事で、荷物を預かってもらっておいて、目の前にある大衆的ショッピングモール、マーブクローンセンターへ行ってみる。ゲーセンがなかなかに面白い。
宿に戻ってみると、あてがわれたのは道沿いの、離れのようなところ。とくに不満は無いが、物置のようではあった。
昼食は、近くの屋台で食べたのだが、ここのブタモツの煮込みは絶品だった。徹底的に煮込んであって臭みが全くない。ここのところ、安くて美味い店によくめぐり合えていて幸せ。
ここでKとは別れて、BTSでスアン・パッカード宮殿へと行ってみる事に。
100バーツのところを、ここでもまた学生証がないのにも関わらず学生だと言い張って、頼み込んで、「別のところでは良かったぞ」と突っ張り、森本レオ似の優しそうなおじさんを困らせた挙句に何とか半額にしてもらう事に成功。
中は、都会の真ん中にあるきれいな館、といった趣で落ち着く、なかなか良い場所。一人一人にガイドさんがつくのだが、暇そうだった為、色々と話し相手になってくれた。どうやら、公務員などではなく、民間に勤めているらしいのだが、ここのガイドだけが仕事らしい。毎日暇そうにしているという事だが、よく喋る女性だったので、楽しそうではある。
この後、チットロムへと向かったのだが、歩いていると、妙な母娘に声をかけられる。終いには付いて来る。話を聞いてみると、娘の方は以前に日本で仕事、どうやら水商売をしていたベトナム人だとか。こちらを気に入っているのか、どういうわけか、ニコニコニコニコ、ついてきて、話し掛けてくる。どころか、アイスを奢ってくれようとしたり、電話番号まで聞こうとするのだ。さすがに不審すぎるので、振り切って逃げ帰った。
ただ、日本では月給6万とかそこらで働き(確か名古屋か)、母に旅行代をプレゼントして一緒にタイに来て、とかいう話を聞いたりすると、心が痛まないでもない。そんな自分は甘いのか。
エラワン・プームで踊りを見てからマーブクローンセンターへと戻る。お土産をゆっくり選ぶつもりだったのだが、ゲームコーナーに行ったところ、GBAのドラクエキャラバンハートが、360バーツで売られているのを発見。思わず足が止まる。なんてったって、ほぼ千円。日本では3980円の代物。しかも、欲しかったタイトル。
ただ、怪しい。箱の裏には、何故か「セガラリーの・・・」との売り文句が書いてあり、パッケージも、あからさまにカラーコピーで、ぼやけていた。しかし、店のオヤジと話してみて、実際にソフトを動かしてみるとこれが動く。この旅最大の葛藤の末、この旅最大級の買物をしてしまう。結果として動いたので良かったのだが。
夕飯はこのマーブクローンセンターで食べたのだが、これがひどくマズイ。高いうえに、マズイ。これまで順調だっただけに滅入る。しかも、Kがここにきてひどい下痢らしい。やれやれ。
翌日の帰国に備えて、交通の便が悪い現在の宿から、中心部にあり、前にも使った「ホワイトロッジ」へと大移動。10時ごろに着く。部屋はあるのだが、まだチェックインは出来ないという事で、荷物を預かってもらっておいて、目の前にある大衆的ショッピングモール、マーブクローンセンターへ行ってみる。ゲーセンがなかなかに面白い。
宿に戻ってみると、あてがわれたのは道沿いの、離れのようなところ。とくに不満は無いが、物置のようではあった。
昼食は、近くの屋台で食べたのだが、ここのブタモツの煮込みは絶品だった。徹底的に煮込んであって臭みが全くない。ここのところ、安くて美味い店によくめぐり合えていて幸せ。
ここでKとは別れて、BTSでスアン・パッカード宮殿へと行ってみる事に。
100バーツのところを、ここでもまた学生証がないのにも関わらず学生だと言い張って、頼み込んで、「別のところでは良かったぞ」と突っ張り、森本レオ似の優しそうなおじさんを困らせた挙句に何とか半額にしてもらう事に成功。
中は、都会の真ん中にあるきれいな館、といった趣で落ち着く、なかなか良い場所。一人一人にガイドさんがつくのだが、暇そうだった為、色々と話し相手になってくれた。どうやら、公務員などではなく、民間に勤めているらしいのだが、ここのガイドだけが仕事らしい。毎日暇そうにしているという事だが、よく喋る女性だったので、楽しそうではある。
この後、チットロムへと向かったのだが、歩いていると、妙な母娘に声をかけられる。終いには付いて来る。話を聞いてみると、娘の方は以前に日本で仕事、どうやら水商売をしていたベトナム人だとか。こちらを気に入っているのか、どういうわけか、ニコニコニコニコ、ついてきて、話し掛けてくる。どころか、アイスを奢ってくれようとしたり、電話番号まで聞こうとするのだ。さすがに不審すぎるので、振り切って逃げ帰った。
ただ、日本では月給6万とかそこらで働き(確か名古屋か)、母に旅行代をプレゼントして一緒にタイに来て、とかいう話を聞いたりすると、心が痛まないでもない。そんな自分は甘いのか。
エラワン・プームで踊りを見てからマーブクローンセンターへと戻る。お土産をゆっくり選ぶつもりだったのだが、ゲームコーナーに行ったところ、GBAのドラクエキャラバンハートが、360バーツで売られているのを発見。思わず足が止まる。なんてったって、ほぼ千円。日本では3980円の代物。しかも、欲しかったタイトル。
ただ、怪しい。箱の裏には、何故か「セガラリーの・・・」との売り文句が書いてあり、パッケージも、あからさまにカラーコピーで、ぼやけていた。しかし、店のオヤジと話してみて、実際にソフトを動かしてみるとこれが動く。この旅最大の葛藤の末、この旅最大級の買物をしてしまう。結果として動いたので良かったのだが。
夕飯はこのマーブクローンセンターで食べたのだが、これがひどくマズイ。高いうえに、マズイ。これまで順調だっただけに滅入る。しかも、Kがここにきてひどい下痢らしい。やれやれ。
バンコク
2003年9月7日 前日のメールの件があったため、カオサン通りの「D&D」に滞在しているというキムに会いに行く。ただ、Kは「戦場にかける橋」だったか。それの舞台となったカンチャナブリーに行っておきたいということで、別行動をとることに。
朝八時に出発したのだが、腹痛のために、最初の頃に泊まった宿、「ウェルカム・サワディー・イン」のトイレを途中で勝手に借りてしまった。ついでに、ネットカフェで、昨晩出したメールの返事も確かめる。まぁ、急に返事が来るはずもなく突然の訪問という形になってしまった。携帯があれば、とも思ったが、ボディランゲージなしで英語の会話をする自信があろうはずもなく、あまり変わらないかなと。
どうやって会おうか。呼び出そうか。「キム」なんて他に沢山いるだろうな。彼氏も一緒にいるらしいから、部屋に行くのもな。
なんて考えていたら、何という偶然か。受付のところでばったりと会う事に成功。びっくり。彼女も、特に用があって出てきた風でもなく、まさに偶然遭遇した、という事。しかも、この日の昼に出発の飛行機に乗るらしく、かなりナイスタイミング。
11時過ぎまで色々と話をした。彼氏はタイでダイビングのインストラクターをしてるとか。
かなり熱心に韓国に来るように勧められた。自分の国を見て欲しいんだなー、とひしひしと感じられたのだが。韓国・・・正直言って、焼肉とキムチなどしか思いつかない。安いには安いんだが。金と時間を使うなら、やはり台湾や中国などに興味がある。しかし、と迷った。
キムと分かれた後は近所をウロウロ。すると、かつてなくうまいトムヤンクンの屋台と出会う。カオサン通りと平行して通っているとおりで、カオサンより北側に2個目の通り。ガテン系の気合の入ったニイちゃんが、弟だか弟分だかとやっている店で、日本語での紹介も貼ってあった。60バーツにしてラーメンの丼くらいにたっぷり入っていて、大きなエビが惜しげもなく入っている。辛さも注文できて美味しく、割りに優しいニイちゃん達は、サービスも良い。バンコクに行く事があったら是非お薦め。思い出したら食べたくなってきた・・・
食べた後はぷらぷらアクセサリーなど買いながら王宮まで歩き、無賃乗車でチャオプラヤエクスプレスに乗ってワット・ヤンナワーへ。
この寺は面白い。舟で去ってゆく西洋人達をみて記念に王が作らせたらしいのだが、そのまんま船の形をしている上に全体が真っ黄色。無名なせいか、参拝者しかいなかったが、得した気分。
ここで、参拝者のタイ人に、どういうわけか「あなたは何人?タイ人?」と聞かれてしまう。日本人だと言うと、笑いながら「あなたはまるで、タイの人みたい」なんて言われたが、そろそろまずいような気もする。ここのところ、欧米人にはもはや区別がつかないらしく、日用品の使い方まで聞かれたりしたのだが、タイ人にまで言われるようでは・・・
ロビンソン百貨店に寄ってみる。
正確にはトイレに寄ってみる。
百貨店はトイレがきれいで何かホッとする。
そのまま歩いてワット・マハ・ウマデヴィへ。ヒンドゥー寺院だが、もはやここは観光地ではなく普通に使われている寺。前々から食べたいと思っていたドリアンをここで遂に食べてみたのだが・・・
複雑な味。
甘い時もあるのだが、苦くもあり、舌の能力を駆使させられる味。ねっとりしていて水分が少ないのがかなり難点。ねっとりはいいとしても、水分が少ない果物はどうだろう。はまる人が多いというのは、分かりそうな気もしたが。
時間が余ったので、カオサンの近くでネット。その近くでカレーを食べてから、ヤワラーのクロントム(泥棒市)へと足を伸ばしてみる。ヤワラー。雰囲気恐し。
ただ、せっかく行ったのに、すでに店じまいの後。がっくり。仕方なく帰る。
朝八時に出発したのだが、腹痛のために、最初の頃に泊まった宿、「ウェルカム・サワディー・イン」のトイレを途中で勝手に借りてしまった。ついでに、ネットカフェで、昨晩出したメールの返事も確かめる。まぁ、急に返事が来るはずもなく突然の訪問という形になってしまった。携帯があれば、とも思ったが、ボディランゲージなしで英語の会話をする自信があろうはずもなく、あまり変わらないかなと。
どうやって会おうか。呼び出そうか。「キム」なんて他に沢山いるだろうな。彼氏も一緒にいるらしいから、部屋に行くのもな。
なんて考えていたら、何という偶然か。受付のところでばったりと会う事に成功。びっくり。彼女も、特に用があって出てきた風でもなく、まさに偶然遭遇した、という事。しかも、この日の昼に出発の飛行機に乗るらしく、かなりナイスタイミング。
11時過ぎまで色々と話をした。彼氏はタイでダイビングのインストラクターをしてるとか。
かなり熱心に韓国に来るように勧められた。自分の国を見て欲しいんだなー、とひしひしと感じられたのだが。韓国・・・正直言って、焼肉とキムチなどしか思いつかない。安いには安いんだが。金と時間を使うなら、やはり台湾や中国などに興味がある。しかし、と迷った。
キムと分かれた後は近所をウロウロ。すると、かつてなくうまいトムヤンクンの屋台と出会う。カオサン通りと平行して通っているとおりで、カオサンより北側に2個目の通り。ガテン系の気合の入ったニイちゃんが、弟だか弟分だかとやっている店で、日本語での紹介も貼ってあった。60バーツにしてラーメンの丼くらいにたっぷり入っていて、大きなエビが惜しげもなく入っている。辛さも注文できて美味しく、割りに優しいニイちゃん達は、サービスも良い。バンコクに行く事があったら是非お薦め。思い出したら食べたくなってきた・・・
食べた後はぷらぷらアクセサリーなど買いながら王宮まで歩き、無賃乗車でチャオプラヤエクスプレスに乗ってワット・ヤンナワーへ。
この寺は面白い。舟で去ってゆく西洋人達をみて記念に王が作らせたらしいのだが、そのまんま船の形をしている上に全体が真っ黄色。無名なせいか、参拝者しかいなかったが、得した気分。
ここで、参拝者のタイ人に、どういうわけか「あなたは何人?タイ人?」と聞かれてしまう。日本人だと言うと、笑いながら「あなたはまるで、タイの人みたい」なんて言われたが、そろそろまずいような気もする。ここのところ、欧米人にはもはや区別がつかないらしく、日用品の使い方まで聞かれたりしたのだが、タイ人にまで言われるようでは・・・
ロビンソン百貨店に寄ってみる。
正確にはトイレに寄ってみる。
百貨店はトイレがきれいで何かホッとする。
そのまま歩いてワット・マハ・ウマデヴィへ。ヒンドゥー寺院だが、もはやここは観光地ではなく普通に使われている寺。前々から食べたいと思っていたドリアンをここで遂に食べてみたのだが・・・
複雑な味。
甘い時もあるのだが、苦くもあり、舌の能力を駆使させられる味。ねっとりしていて水分が少ないのがかなり難点。ねっとりはいいとしても、水分が少ない果物はどうだろう。はまる人が多いというのは、分かりそうな気もしたが。
時間が余ったので、カオサンの近くでネット。その近くでカレーを食べてから、ヤワラーのクロントム(泥棒市)へと足を伸ばしてみる。ヤワラー。雰囲気恐し。
ただ、せっかく行ったのに、すでに店じまいの後。がっくり。仕方なく帰る。
バンコク
2003年9月6日 毎週末は、バンコクの中心部から少し北へ行ったところで、ウィークエンドマーケットが開かれている。若者が多く集うそうだ。
と、いう事でこの日、一日をこれだけで潰そうとウィークエンドマーケットへと足を運んでみた。すると。
人、人、人。
屋外のかなり広い場所を使って行われるのだが、その入り口だけで人気バンドのライブ会場前くらいの混み具合。それが中に入るともう凄い事になっている。
人の数も凄いのだが、店の数もこれまたすごい。東京ドーム何個分になるのかよく分からないが、店を開ける場所には強引にでも開いている雑多な感じ。狭いところでならわかるが、こうも広いところで詰め込まれると。それでも入りきらない店が路上にまではみ出ていてその活気たるや。
ペットコーナーが面白く、犬や鶏はともかく、ヘビやらさそりやらはてはカブトガニまで。
メインはやはり服なのだが、さすがにタイの古着を買う気にはなれない。50円とか60円とか、そういう値段なのだが、日本なら雑巾だろと言いたいレベル。
結局一日中歩き回って、100年前の古新聞をあしらったいい感じのポスターと、カバンとコップなどを買う。海賊版のファミコンも購入してみた。
今までで一番疲れた一日だったのだが、そんな日だっただけに今までで一番書く事がない。
夕食後、ネットをしているとチェンマイで一緒だったキムからメールが。今バンコクにいるから会えないかとの事。7日に出発する、つまり、翌日出発する訳で、メールを見逃していたらしい。何とか会えないものだろうか。
と、いう事でこの日、一日をこれだけで潰そうとウィークエンドマーケットへと足を運んでみた。すると。
人、人、人。
屋外のかなり広い場所を使って行われるのだが、その入り口だけで人気バンドのライブ会場前くらいの混み具合。それが中に入るともう凄い事になっている。
人の数も凄いのだが、店の数もこれまたすごい。東京ドーム何個分になるのかよく分からないが、店を開ける場所には強引にでも開いている雑多な感じ。狭いところでならわかるが、こうも広いところで詰め込まれると。それでも入りきらない店が路上にまではみ出ていてその活気たるや。
ペットコーナーが面白く、犬や鶏はともかく、ヘビやらさそりやらはてはカブトガニまで。
メインはやはり服なのだが、さすがにタイの古着を買う気にはなれない。50円とか60円とか、そういう値段なのだが、日本なら雑巾だろと言いたいレベル。
結局一日中歩き回って、100年前の古新聞をあしらったいい感じのポスターと、カバンとコップなどを買う。海賊版のファミコンも購入してみた。
今までで一番疲れた一日だったのだが、そんな日だっただけに今までで一番書く事がない。
夕食後、ネットをしているとチェンマイで一緒だったキムからメールが。今バンコクにいるから会えないかとの事。7日に出発する、つまり、翌日出発する訳で、メールを見逃していたらしい。何とか会えないものだろうか。
パタヤー〜バンコク
2003年9月5日 起床はゆっくりめ。しばらくぐだぐだした後、バスターミナルへと出発。歩くには遠かったので、タクシーを使って。
来る時と同じように、2時間半のバス旅の後、バンコク東バスターミナルへ到着。BTSを使うと、意外と値が張るのでトゥクトゥクを使おうかと交渉したのだが、あまりにも吹っかけられたのですぐにやめた。結局、BTSでサートゥーンへ、そこからタクシーで、バンコクの東南、ルンピニタワーの近くにあるマレーシアホテル周辺にホテルを探す事に。
「PS」という宿に決定。値段は安く、部屋の内装やトイレなど、特に問題はないのだが。何と言うか、汚い。雰囲気がうらぶれていて、壁に染みがあったりというか、ゴキブリが出たり。一つ一つを取ってみてもそんなに気にするほどではないのだが、総合的に、安いけどオトク、といった宿ではなかった。
近所の銀行で最後だと思われる両替をした後、食堂で昼飯。ニコニコしている兄妹がやっている、なかなかに気持ちの良い、しかも美味しい店。この辺りは、観光地からは離れているせいか。
その後は別行動。もはや、バンコクで有名な見所は、あらかた見尽くしたため、あとは個々人の好みに従って動くのが良し。と。
ルンピニ公園のある通りから、BTSの走っている通りまで、延々と4,5?歩いた。これはかなり失敗だと後悔。灼熱のバンコク昼過ぎに歩く距離ではない。のだが、それを忘れる変なオバサンに唐突に声をかけられる。
「肌が同じ色だねぇ」と。かなり日焼けをしていた為、自分でも驚くほど色が黒かったのだが、それを指していたのだろう。それに反応すると、「ニホンのどこから来た?」「チバに妹がいる」などと、しゃべりまくる。日本語ではなく、風貌も普通だったのだが、「どこかで座ってお話を」という事を言われる段にいたって、怪しいという事で振り切る。普通、往来の真ん中できっかけもなしに突然声はかけないだろう。
この頃になると、持ってきた本も読み尽くしてしまったので、古本屋で2冊ほど本を買う。近所の日本人どおりも見て歩いた。頭の中で、「旦那についてイヤイヤバンコクに来たが、案の定馴染む事が出来ず、泣きそうになりながら日本食ばかり食べている奥様」を想像してしまった自分はヘンなのか。
その後は、歩いて「カムティエン婦人の家」へ。タイの伝統家屋が見学できるこの場所。学生証がなかったのだが値切って頼んで交渉して頭下げて、なんとかパスポートだけで学生料金にしてもらう。ただ、閉館間際だったのであまりゆっくり見れなかったが。
帰り際、写真を撮るのをちょっと邪魔された形になったタイ人女の子、というかOLと、少し話をした。ここで、もの凄く自分の英語力のなさを思い知る。通常、こちらが話し掛けるとそれに帰ってくる答えは大体予測できる為、聞き取る事も、何とか可能なのだが、話し掛けられるともはやダメ。何を言っているのか分からない。色々と話が出来るチャンスだったのに、残念。
夕食時には、合流して食べに行く。この日買った夕食は、発酵系だろうか。味がきつくて、はじめて残してしまった・・・
夕食後、フットマッサージの店に行ったのだが、暗闇にシーツ、枕と置いてあった上に、パジャマに着替えろとまで指示されて、うろたえてしまう。これは何か、違うマッサージの店なのか・・・と。結局はにこやかなオバサンがやってきて、きちんとマッサージをしてくれたわけだが。
それにしても、気持ちよい。何が気持ちよいって、他人に足を洗ってもらう事が、こんなに気持ち良いとは。快感。
来る時と同じように、2時間半のバス旅の後、バンコク東バスターミナルへ到着。BTSを使うと、意外と値が張るのでトゥクトゥクを使おうかと交渉したのだが、あまりにも吹っかけられたのですぐにやめた。結局、BTSでサートゥーンへ、そこからタクシーで、バンコクの東南、ルンピニタワーの近くにあるマレーシアホテル周辺にホテルを探す事に。
「PS」という宿に決定。値段は安く、部屋の内装やトイレなど、特に問題はないのだが。何と言うか、汚い。雰囲気がうらぶれていて、壁に染みがあったりというか、ゴキブリが出たり。一つ一つを取ってみてもそんなに気にするほどではないのだが、総合的に、安いけどオトク、といった宿ではなかった。
近所の銀行で最後だと思われる両替をした後、食堂で昼飯。ニコニコしている兄妹がやっている、なかなかに気持ちの良い、しかも美味しい店。この辺りは、観光地からは離れているせいか。
その後は別行動。もはや、バンコクで有名な見所は、あらかた見尽くしたため、あとは個々人の好みに従って動くのが良し。と。
ルンピニ公園のある通りから、BTSの走っている通りまで、延々と4,5?歩いた。これはかなり失敗だと後悔。灼熱のバンコク昼過ぎに歩く距離ではない。のだが、それを忘れる変なオバサンに唐突に声をかけられる。
「肌が同じ色だねぇ」と。かなり日焼けをしていた為、自分でも驚くほど色が黒かったのだが、それを指していたのだろう。それに反応すると、「ニホンのどこから来た?」「チバに妹がいる」などと、しゃべりまくる。日本語ではなく、風貌も普通だったのだが、「どこかで座ってお話を」という事を言われる段にいたって、怪しいという事で振り切る。普通、往来の真ん中できっかけもなしに突然声はかけないだろう。
この頃になると、持ってきた本も読み尽くしてしまったので、古本屋で2冊ほど本を買う。近所の日本人どおりも見て歩いた。頭の中で、「旦那についてイヤイヤバンコクに来たが、案の定馴染む事が出来ず、泣きそうになりながら日本食ばかり食べている奥様」を想像してしまった自分はヘンなのか。
その後は、歩いて「カムティエン婦人の家」へ。タイの伝統家屋が見学できるこの場所。学生証がなかったのだが値切って頼んで交渉して頭下げて、なんとかパスポートだけで学生料金にしてもらう。ただ、閉館間際だったのであまりゆっくり見れなかったが。
帰り際、写真を撮るのをちょっと邪魔された形になったタイ人女の子、というかOLと、少し話をした。ここで、もの凄く自分の英語力のなさを思い知る。通常、こちらが話し掛けるとそれに帰ってくる答えは大体予測できる為、聞き取る事も、何とか可能なのだが、話し掛けられるともはやダメ。何を言っているのか分からない。色々と話が出来るチャンスだったのに、残念。
夕食時には、合流して食べに行く。この日買った夕食は、発酵系だろうか。味がきつくて、はじめて残してしまった・・・
夕食後、フットマッサージの店に行ったのだが、暗闇にシーツ、枕と置いてあった上に、パジャマに着替えろとまで指示されて、うろたえてしまう。これは何か、違うマッサージの店なのか・・・と。結局はにこやかなオバサンがやってきて、きちんとマッサージをしてくれたわけだが。
それにしても、気持ちよい。何が気持ちよいって、他人に足を洗ってもらう事が、こんなに気持ち良いとは。快感。
パタヤー
2003年9月4日 朝九時頃に宿を出るも。泳いでいる人はおらず。浜辺を端から端まで歩いてみて、時間が経つのを待ってみたのだがそれでもいない。Kなど、このために、水着のネエちゃんを見るんだ!と視線を隠す為にサングラスまで買ったというのに。
朝食をコンビニで買って考えるに、ここは泳ぐところではないのではないかと。周りを見ても、モーターボートを使ってマリンスポーツに興じる欧米人ばかり。そこで、ホテルに戻ってプールで泳ぐ事に。
実は、もう何年も入っていないプール。大学に入って初かもしれない。それだけになかなか楽しい。青い空に、道路を隔てた向こうには青い海。これまで泊まったところが嘘のような優雅な時間。
2時くらいまで泳ぎ、昼食を屋台で食べに行く。その後、海へ戻って、人もいない中少しだけ泳いでみたりする。この時間には少々寒かったが。
海から出た後、少しの間海を眺めてぼーっとしてみたりする。色々と歩きずくめてきた事が多かった中で、こういう何もしない日を作るのも良いものだ。周りで子供が遊んでいたりする。どうも、ここは日本人が極端に少なく、代わりに韓国人のツアー客が多い。だからどうだと言うわけでは無いが。
戻って洗濯物をし、ネットをして時間を潰し、夕食へ。
どうでもいいのだが、パタヤーの女の子はタイでも一番可愛くない。皆、体型といい化粧といい微妙なのが多い。とはいっても、それでも孫くらいの女の子を引き連れて歩く太った欧米人男には、何か嫌な物を感じざるを得ない。
安い店がなく、どこも立派なレストランか、女の子付きのバーをかねている店ばかりの中、お目当ての店を探すのにはなかなか苦労したが、付いたのはクーポン式の良い店だった。奮発してエビなど頼むと、頼んでから炭火で焼いてもらえる。これをタレにつけて食べると美味い事美味い事。100バーツと、最大級に奮発したが、大いなる満足感を得る事が出来た。
朝食をコンビニで買って考えるに、ここは泳ぐところではないのではないかと。周りを見ても、モーターボートを使ってマリンスポーツに興じる欧米人ばかり。そこで、ホテルに戻ってプールで泳ぐ事に。
実は、もう何年も入っていないプール。大学に入って初かもしれない。それだけになかなか楽しい。青い空に、道路を隔てた向こうには青い海。これまで泊まったところが嘘のような優雅な時間。
2時くらいまで泳ぎ、昼食を屋台で食べに行く。その後、海へ戻って、人もいない中少しだけ泳いでみたりする。この時間には少々寒かったが。
海から出た後、少しの間海を眺めてぼーっとしてみたりする。色々と歩きずくめてきた事が多かった中で、こういう何もしない日を作るのも良いものだ。周りで子供が遊んでいたりする。どうも、ここは日本人が極端に少なく、代わりに韓国人のツアー客が多い。だからどうだと言うわけでは無いが。
戻って洗濯物をし、ネットをして時間を潰し、夕食へ。
どうでもいいのだが、パタヤーの女の子はタイでも一番可愛くない。皆、体型といい化粧といい微妙なのが多い。とはいっても、それでも孫くらいの女の子を引き連れて歩く太った欧米人男には、何か嫌な物を感じざるを得ない。
安い店がなく、どこも立派なレストランか、女の子付きのバーをかねている店ばかりの中、お目当ての店を探すのにはなかなか苦労したが、付いたのはクーポン式の良い店だった。奮発してエビなど頼むと、頼んでから炭火で焼いてもらえる。これをタレにつけて食べると美味い事美味い事。100バーツと、最大級に奮発したが、大いなる満足感を得る事が出来た。
スコータイ〜パタヤー
2003年9月3日 この日はスコータイを出発する日。チェックアウトを告げにフロントまで行ったら、宿のオヤジが、いいから持って行けよとばかりに大きいペットボトルの水を手渡してくる。実は、前日に大きいのを用意していたのだが、ありがたく頂戴する事にする。
水といえば、こちらでは当然ながらペットボトルで水を買う。その水にも色々種類があって、タイの会社が作っている水は基本的に安い。外資の水はちょっと高くて1,25倍くらいか。ただ、タイ製の水はどうかと思った。端的に言えば口に合わない。冷たい時はいいのだが、ぬるくなるとカルキのような味が激しく、あまり良い気分ではない。別に体に悪いわけではないようだが。
ペットボトルで21円の水。タイ製で15円くらい。これくらいの金額をケチる事はないと思った。こざっぱりときれいな身なりをした女子大生旅行者が、タイ製の水を選んでいるのが不思議。バックパッカーだというステータスなの?と皮肉っぽく思ったりする事もありつつ。
バスは1等の豪華バス。遠距離という事もあるのだが、何故か豪華にいってしまった。するとこれが素晴らしい乗り心地。
二階建てのバスの先頭というだけで、足が伸ばせてかなり楽なのだが、飲み物や昼食時の食券までついてくる。座席もこころなしかゆったり。バンコクまでの7時間のバス移動、特に苦痛とも感じなかった。
バンコクのバスターミナル内で乗り継ぎをし、パタヤー行きのバスに乗る。バンコクのターミナルは広く、出発ターミナルと到着ターミナルとに分かれているのでなかなか一苦労。それでも、おばちゃんたちに声をかけられ、あっちだこっちだと言われるままに歩いて、発車5分前という絶妙のタイミングで乗車する事に成功。2時間程度で到着。
ソンテウにのって、街中へ。
ここでは泳ぐつもりだったので、パスポートを預けるのに安心な宿を選ぶ。ということで、300バーツと「破格」の「ホテル」にチェックイン。なんと、プール付き。
夕食を食べに外に出ると凄い世界が。
何と言うのだろう、ゴーゴーバーの嵐。きわどい、というかちょっと見えてるネエちゃん達。手を出して客引きをし、それを買う外国人。腰が引ける。
後で知ったのだが、ここはアメリカ海軍の軍艦が入港してくると一気に人で溢れる歓楽街らしい。海とはいってもそういうところ。観光地ではない。いや、正しい意味での観光地なのかもしれないが。
夕食のため、やっと探し出した屋台でも、目の前には男だか女だかわからないすさまじい顔と化粧をした人が。ただ、意外とこういう人がやさしかったりもする。席を作ってくれたり、調味料を取ってくれたり。
それにしても場違いな雰囲気。自分の中で歌舞伎町を越えた。
水といえば、こちらでは当然ながらペットボトルで水を買う。その水にも色々種類があって、タイの会社が作っている水は基本的に安い。外資の水はちょっと高くて1,25倍くらいか。ただ、タイ製の水はどうかと思った。端的に言えば口に合わない。冷たい時はいいのだが、ぬるくなるとカルキのような味が激しく、あまり良い気分ではない。別に体に悪いわけではないようだが。
ペットボトルで21円の水。タイ製で15円くらい。これくらいの金額をケチる事はないと思った。こざっぱりときれいな身なりをした女子大生旅行者が、タイ製の水を選んでいるのが不思議。バックパッカーだというステータスなの?と皮肉っぽく思ったりする事もありつつ。
バスは1等の豪華バス。遠距離という事もあるのだが、何故か豪華にいってしまった。するとこれが素晴らしい乗り心地。
二階建てのバスの先頭というだけで、足が伸ばせてかなり楽なのだが、飲み物や昼食時の食券までついてくる。座席もこころなしかゆったり。バンコクまでの7時間のバス移動、特に苦痛とも感じなかった。
バンコクのバスターミナル内で乗り継ぎをし、パタヤー行きのバスに乗る。バンコクのターミナルは広く、出発ターミナルと到着ターミナルとに分かれているのでなかなか一苦労。それでも、おばちゃんたちに声をかけられ、あっちだこっちだと言われるままに歩いて、発車5分前という絶妙のタイミングで乗車する事に成功。2時間程度で到着。
ソンテウにのって、街中へ。
ここでは泳ぐつもりだったので、パスポートを預けるのに安心な宿を選ぶ。ということで、300バーツと「破格」の「ホテル」にチェックイン。なんと、プール付き。
夕食を食べに外に出ると凄い世界が。
何と言うのだろう、ゴーゴーバーの嵐。きわどい、というかちょっと見えてるネエちゃん達。手を出して客引きをし、それを買う外国人。腰が引ける。
後で知ったのだが、ここはアメリカ海軍の軍艦が入港してくると一気に人で溢れる歓楽街らしい。海とはいってもそういうところ。観光地ではない。いや、正しい意味での観光地なのかもしれないが。
夕食のため、やっと探し出した屋台でも、目の前には男だか女だかわからないすさまじい顔と化粧をした人が。ただ、意外とこういう人がやさしかったりもする。席を作ってくれたり、調味料を取ってくれたり。
それにしても場違いな雰囲気。自分の中で歌舞伎町を越えた。