最近、どういうわけだか読むもの見るものやるもの暗い話が多くて参っている。

 東野圭吾の「魔球」や「秘密」、高村薫の「マークスの山」あたりはまだしも、「最悪」を読んだのがまずかった。この時既に結構きつかったのだが、その後も暗くなるような話ばかり見てきた気がする。最近読んだマンガが「漂流教室」。ゲームが「探偵神宮寺三郎Innocent Black」。テレビであまりよろしくない出来とはいえ「模倣犯」も見てしまったし。

 それでいて現在進行形の本が「天国への階段」と来た日には。題名からしてどうなのだろう。最後まで読んでみない事には何ともいえないのだが。未読の本が、「バカの壁」と「ローマ人の物語12」なのは救いか。明るくはないが、暗い話でもなかろう。恐らく。

 一気に立読みした「めぞん一刻」がすごく面白く思えたのは、そういう影響もあるのかもしれない。

 しかしざっと思い出してみると、ハッピーエンドのベストセラーは、かなり少ないのかもしれない。それも、文句なしにめでたしめでたしで終わる話は。
 暗い話には深みがあるのだろうか。
 明るい話には深みがないのだろうか。
 
 明るくて、深みがある話を書くのはきっと、かなり難しい事なのだろう。

 しかし今まであまり考えなかったが、自分は基本的にはめでたしめでたしの話が好きだったようだ。幸せになった主人公を、「このー、幸せモノが」などと考えているのは好きかもしれない。

 この際、評論家受けするしないは別として、ハッピーエンドの話を切実に読みたい。

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