この日はスコータイを出発する日。チェックアウトを告げにフロントまで行ったら、宿のオヤジが、いいから持って行けよとばかりに大きいペットボトルの水を手渡してくる。実は、前日に大きいのを用意していたのだが、ありがたく頂戴する事にする。

 水といえば、こちらでは当然ながらペットボトルで水を買う。その水にも色々種類があって、タイの会社が作っている水は基本的に安い。外資の水はちょっと高くて1,25倍くらいか。ただ、タイ製の水はどうかと思った。端的に言えば口に合わない。冷たい時はいいのだが、ぬるくなるとカルキのような味が激しく、あまり良い気分ではない。別に体に悪いわけではないようだが。
 ペットボトルで21円の水。タイ製で15円くらい。これくらいの金額をケチる事はないと思った。こざっぱりときれいな身なりをした女子大生旅行者が、タイ製の水を選んでいるのが不思議。バックパッカーだというステータスなの?と皮肉っぽく思ったりする事もありつつ。

 バスは1等の豪華バス。遠距離という事もあるのだが、何故か豪華にいってしまった。するとこれが素晴らしい乗り心地。
 二階建てのバスの先頭というだけで、足が伸ばせてかなり楽なのだが、飲み物や昼食時の食券までついてくる。座席もこころなしかゆったり。バンコクまでの7時間のバス移動、特に苦痛とも感じなかった。

 バンコクのバスターミナル内で乗り継ぎをし、パタヤー行きのバスに乗る。バンコクのターミナルは広く、出発ターミナルと到着ターミナルとに分かれているのでなかなか一苦労。それでも、おばちゃんたちに声をかけられ、あっちだこっちだと言われるままに歩いて、発車5分前という絶妙のタイミングで乗車する事に成功。2時間程度で到着。

 ソンテウにのって、街中へ。
 ここでは泳ぐつもりだったので、パスポートを預けるのに安心な宿を選ぶ。ということで、300バーツと「破格」の「ホテル」にチェックイン。なんと、プール付き。
 夕食を食べに外に出ると凄い世界が。

 何と言うのだろう、ゴーゴーバーの嵐。きわどい、というかちょっと見えてるネエちゃん達。手を出して客引きをし、それを買う外国人。腰が引ける。
 後で知ったのだが、ここはアメリカ海軍の軍艦が入港してくると一気に人で溢れる歓楽街らしい。海とはいってもそういうところ。観光地ではない。いや、正しい意味での観光地なのかもしれないが。

 夕食のため、やっと探し出した屋台でも、目の前には男だか女だかわからないすさまじい顔と化粧をした人が。ただ、意外とこういう人がやさしかったりもする。席を作ってくれたり、調味料を取ってくれたり。

 それにしても場違いな雰囲気。自分の中で歌舞伎町を越えた。

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