スコータイ

2003年9月2日
 朝起きて、まずはたまっていた洗濯物をやっつけてしまう。段々臭くなってきた様な気がしてならない。

 街中までは歩いて10分ちょっと。私道を通っていくせいか、さほど時間はかからない。Kが銀行で両替をするというので、それを待っている間に朝飯代わりに野菜ジュースを買う。
 どうにも不思議なのだが、一般に交通マナーが日本とは比べ物にならない程悪い(大概の国がそうだが)タイにあって、この街だけは、殆どのバイカーがきちんとヘルメットをかぶっている。仰天するほどの行儀の良さである。ついに、ヘルメットをかぶらない事にではなく、かぶる事に仰天するようになってしまったわけだが。

 スコータイの市街から遺跡まではちょっと距離がある。幸いな事に、そこそこの頻度でバスがあるので、それを使う事にしたのだが、停留所に着いた途端、今まさに出発しようとしているバスに遭遇。おばちゃんに手招きされて駆け込み。かなりのグッドタイミング。
 荷台のような所に20人以上の人数がひしめき合うが、これはこれで良いものだ。観光客の姿はほとんどなく、どうやらかなり地元密着型のバスらしい。道中、果物をたくさん抱えていたおばちゃんから、少し分けてもらう。ありがたく貰ったのだが、身振り手振りで美味しいよと伝えると、ニコニコしながら次から次へと手渡してくるので、なんとなく申し訳ない気分になってしまった。

 遺跡前で降りると、目の前にはレンタサイクルが。借りようと思っていたのでちょうど良い。ガイドには載っていなかったが、バスを降りた目の前にあるというのは絶好のポイントなのだろう。これを使ってさっそく遺跡へ。

 スコータイ遺跡は全体が公園のようでとてもきれい。青い空の下、芝生が敷き詰められていて、その中にそびえる遺跡が映える。特に、ワット・マハタートは感動もの。アユタヤ−よりしっかりと残っているといえる。
 あちこちを見たあと、昼ごはん。きちんと食べたはずなのだが、どうしても覚えているのはスイカシェイク。かなり美味い。そうそう、ネコがじゃれついてきて困った。えさをねだっているようなのだが、店のオヤジとの戦いが激しかった。
 この食堂で、宿の宿帳でも、レンタサイクルのノートでも自分たちのすぐ上に名前を見た女性と少し話をする。結構おとなしめの女性で一人旅。少し不安にもなったが。これ以後彼女とは数回顔を合わせた。

 遺跡一帯を、なかなか早く見終わったので北部にある遺跡へ向かう。
 ワット・シー・チュム。これは凄かった。巨大な仏像が、巨大な囲いの間から顔を出しているのだが・・・ 不思議というか、一種異様な雰囲気。圧倒される。扉の奥に、遠近法を無視した大きさの仏像がいるといったら良いのか。何とも。

 ここを見終わって自転車をこいでいたところ、西門の近くで警官に止められた。しばらく待っていると、ノーブルな感じの車が何台か通り過ぎていった。お偉いさんなのだろうか。

 時間が余ったので、国立博物館へ行ってみることに。ここは作りかけのような、中途半端な博物館。冷房はついているのだが、以上にシンナー臭い。中身も仏像が多く、こんな事ではいかんと思いつつも、眠くなってしまう。

 そこで、昼飯を食べたレストランで休憩。またもスイカシェイク。案の定、トイレへと駆け込む。

 もはややる事がないので、市場をちょっと見た後、来た時のバスに再び乗り込んで帰ることに。またもちょうど良すぎるタイミングだったのだが、頻発しているのかもしれない。
 今度は下校時刻に重なっていたらしく、中高生がわんさか。それこそ9割方少年少女で、その一挙一動が面白く、微笑ましい。

 その後マーケットをうろつき、インターネットをやるが、あまりにつながらない為断念。バスターミナルにチケットを買いに行き、少し部屋で休んでから夕食。ナイトマーケットの夕食は、安くて美味しい。何品も頼んだが、意外と安値。

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