前日までの疲れもあったので、午前中はゆっくりと過ごす。だらだらして、談話室に置いてあった美味しんぼなんかを読み漁る。

 11時半頃になって、やっとこさ活動開始。

 昨夜ご飯を食べている時に、キムに、日本食のレストランを案内する約束をしていたので、「宇宙堂」に連れて行くことにする。ターペー門の前で待ち合わせ。彼女、今日はきちんと化粧をしていたのだが、きちんとしすぎ。韓国人女性は化粧が濃い・・・ 一瞬呆然としてしまった。

 宇宙堂では、ソーメンとカレーというありえない組み合わせで注文。どちらも安く、そしてどちらも食べたかったから。しかし、このソーメンの美味い事。しょうがの入ったつゆの味に涙が出てくる。それは言い過ぎか。しかし、日本にあっても本当に遜色ないのではないかこの店は。

 キムに、メニューの紹介をするのだが、「チキンカツ」・・・fried chiken 「から揚げ」・・・fried chiken といったように、同じ名前ばかりになってしまい困った。魚の名前を説明しようもないし。考えてみると、魚はたくさんの種類があり、食べ方も様々なのに、肉となると途端にバリエーションがなくなる。

 そんなこんなで話をしながら、楽しいひと時を過ごし、2時くらいにお別れ。古本屋に立ち寄ってネコと少しだけ戯れた後、3時発のスコータイ行きのバスに乗る。

 基本的に順調。
 ただ一点、途中のトイレ休憩で、男子トイレと女子トイレとを間違えて入ってしまった以外は。
 見てる人もいたのに、誰も止めてくれないのは何故だ・・・ 中には誰もいなくて事なきを得たが。

 もう一点。途中、検問のようなものがあり、パスポートの提示を要求される。カバンの中も調べられる。何かあったのだろうか。王族でも通るのだろうか。結局、この疑問は日本に帰っても解き明かされないまま。

 スコータイ、ついた先はバスターミナル。このバスターミナルは、かなり町外れにある。いや、直線距離では街から近いのだが、そこに到るまでにぐるっと遠回りをしなければならないのだ。正三角形の、一辺が通行止めなので、もう一つの一点を経由しなければならないという事。そこで、たくさんの客引きやらタクシードライバーが寄ってくる。が、目指す宿は通行止めになっている一辺のちょうど真ん中にあるのだ。結構近い。そこで、一見見当はずれな方向に歩くことになり、皆の不審を呼んでしまった。しかも、それを振り切って着いた先は本当に通行止め。夜という事で道が封鎖されていたのだ。参った。門を乗り越えて進もうと思ったのだが・・・見かねたターミナルの人が電話を使って開けてくれた。

 その目指す宿、「プアローン」は2002年オープンの、安いけれど快適なところ。ホント、きれいなシーツで割安。本当にオープンしたばかりらしく、「歩き方」を見せたら、オバさんはこれを食い入るように見て、住所に間違いがないかチェックしていた。まぁ、そうと言うより、ガイドブックに自分のところの写真が載っていて、大喜びだったと言うところか。
 家族経営というよりは、一族経営。夕食を食べていると、子供の誕生日を祝っているところに遭遇した。あまりにも微笑ましかったので、ニコニコしながら見ていたら、親父さんが大喜びでケーキを振舞ってくれた。お礼に、他には何もなかったので飴玉をプレゼント。ちょっとした交流。

 なかなか雰囲気のいい宿でした。

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