朝は7時に起床。全て後片付けをして、出発の準備。

 行きと違って、ミニバスに乗り込む。すると、後ろの座席には大阪人の男が二人。これが、絶望的にうるさい。何が可笑しいのか知らないが、下らない事でヒステリックに笑いまくる。隣の欧米人が変な目で見ていたほど。不快指数が高かった。

 それもあったのだが、ひどいのは道の状況。往路にも増して揺れがひどく、後ろの二人がいなくとも眠るどころではない。しまいには、カーテンレールが壊れて頭の上に落ちてきた。

 休憩をはさみ、ようやっと国境付近に到ると、道の状況もすこしづつマシになってくる。ちょうど12時頃にポイペトへと到着。
 不思議なもので、来た時あれほど混沌とした状況に見えた国境近辺が、それほどとは思えない。普通にすら思えてくる。人間とは慣れるものだ。

 手続きを終え、バスに乗り込む。この国境での手続きには、少し不安があった。タイは、空路で往復する分には、日本人は30日間に限りビザは必要ない。が、陸路ではこの限りではないのだ。現実にはほとんどビザ無しで通れるらしいと聞いていたが。
 そして、それは現実であった。一安心。しかしこうなると、難民が押し寄せてきたりしないものなのかと、要らぬ心配をしてみる。

 バスはうって変わって快適。いや、変わったのは道路か。舗装された道路のありがたさをしみじみとかみ締める。タイは先進国だ。
 しかし、車中で出されたジュース。これを疑う。どうもタイ国内では、長距離バスの車内で睡眠薬入りジュースを飲ませて身包みはがす事件が頻発しているらしい。それではないかと疑ったのだ。実際、次々と眠りこける周りの人。残ったのは自分と・・・明らかにそんなもの効きそうに無いガタイのいいアーミー服の欧米人たち。
 ま、何にも無かったらしい。

 途中で食べた焼き鳥は美味しかった。どうも、その場で絞めているのだろうか。そしてそれを炭焼き。美味くないはずが無い。普通のオバチャンが作っていたが、この旅最高の鶏肉だった。

 そんなこんなで、順調にバンコクへと到着。カオサンで降ろされたが、中心部の、ホアランポーン駅近くに宿を取りたかったため、水上バス、そしてBTSという電車を乗り継いで中心部へ。目指したところはどこも部屋が一杯に近かったが、なんとか一部屋確保。

 バンコクは、観光地が集まる王宮周辺と、中心部とではまるで風景が違う。便利さも違うが、宿の値段も違う。観光地の方が安いというのも不思議な話だ。

 落ち着いた後、駅へと向かう。チェンマイ行きの電車を予約するためだが、この駅は何かトラブルが多い。ように思える。インフォメーションを名乗る男たちが、やたらと近寄ってきて「その電車は運休だ」などなどろくでもないことを言う。それらしいカード(旅行会社のそれ。一応、認可されているらしい)を持っているだけにたちが悪い。捕まって時間を無駄にしてしまった。

 帰りに屋台でタイスキを食べる。タイスキには見えないのだが、タイスキらしい。鍋の残りにご飯を入れたような食べ物。美味しいのだが、何か誤解があるような・・・ これは一般的に「ジャパニーズフード」らしいのだ。間違ってる。しかし、うまい。

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