シェムリアップ
2003年8月23日 前日、サネット、トラと約束した通り、5時半に出発して日の出を見にアンコールワットへ。しかし、どうも間に合わなかったようで、朝焼けは見る事が出来なかった。
Kがパスポートを置いてきてしまったので、一回宿に戻り、それからこの日は、アンコールワット近辺の遺跡群を回る事にする。
あまりにも遺跡の数と種類が多すぎるので、いちいち書くことも出来ないくらいだが、最高だったのがタ・プローム。
崩壊しかけた遺跡にまとわりつくように樹木が生えており、その巨大な木の根はさながら血管の様。ラピュタのよう、何よりも神秘的な雰囲気で満たされており、その一角には保存状態の良いレリーフも残っている。人も意外と多くはなく、古代文明の消失、とでもいうようなたまらない空間。
別の遺跡では、物売りの女の子達と少し話をする。本当かどうかは分からないが、両親がいないため、妹達と自分を学校に行かせるために物を売っているのだとか。名前はリアップで、15歳。色々交渉しつつ笛のような工芸品を1ドルで買い、その使い方を教えてもらった。上手くふけないと、その妹らしき子たちにからかわれれるのだが、それもまた良し。何故か、花を書いたノートの切れ端を貰う。
ここでは、上海を発って2ヶ月という日本人とも少し仲良くなった。なんでも、200ドルを騙し取られてという事で、かなりひもじい生活を強いられているようだ。眼鏡をかけて色黒の、いつもにこにこしている目の細い人物。この人とは、帰りの飛行機でかなり偶然にも同じになる事になる。逞しげな人物。
昼飯を食べて、3〜4時くらいには大方見終わる。動き出した時間が早かったせいだろう。
この頃になると、物売りの扱い方が段々分かってきた。「イッコイチドール」等と言いながら近寄ってくるのだが、それは気にせずに、会話をしてしまうのだ。「How old are you?」なんて聞くと、根が純真なのか、ほとんどの場合素直に答えてしまう。そうやって会話にしていけばいつしか物を売る事を忘れてしまうというわけ。二言三言会話をして「バイバイ」と手を振れば、「バイバイ」と返してくれる。ぞんざいに振り払うよりは気持ちがよい。
それにしても、思う。よく勉強している。英語も、そして日本語も。学校に入っていないというのに。
バイヨンをもう一度見て、再び同じ所へサンセットを見に行く。この場所はポイントらしく、人が多いのだが、不愉快な日本人も多い。
大体、俺は他の旅行者とは違うんだぜ的な、勘違いしたバックパッカーが嫌いだ。その多くは、頭にタオルを巻き、チャラチャラと首につけて、ハーフパンツにボロボロのサンダルを履く。地雷のTシャツを着ている確率も高い。
そして、こういう輩ほど日本人同士つるむ事が多い。なのに、現地人と仲良くなりたがる。媚びるように。一番だまされやすいタイプだ。
そんな日本人が、わんさか。7,8人で固まっているのを見て、かなりげんなり。そんなに連れ立たないといけないものなのだろうか。金髪の日本人というのは、国外で見るとかなり恥ずかしいのは何故なのだろうか。
結局、またもサンセットは見れず。街へと戻り、バイクタクシーとはここでお別れ。翌日は自転車を借りる事にする。
夕飯は、街の市場で食べたのだが、どうもイマイチ。看板娘というのだろうか、食堂の娘さんに味見を勧められて、美味しかったから入ったのだが、ここは大丈夫だろうと安心して味見した物とは違うものを頼んだところ、大失敗。やはり、カンボジアでは食べ物運が悪い。
Kがパスポートを置いてきてしまったので、一回宿に戻り、それからこの日は、アンコールワット近辺の遺跡群を回る事にする。
あまりにも遺跡の数と種類が多すぎるので、いちいち書くことも出来ないくらいだが、最高だったのがタ・プローム。
崩壊しかけた遺跡にまとわりつくように樹木が生えており、その巨大な木の根はさながら血管の様。ラピュタのよう、何よりも神秘的な雰囲気で満たされており、その一角には保存状態の良いレリーフも残っている。人も意外と多くはなく、古代文明の消失、とでもいうようなたまらない空間。
別の遺跡では、物売りの女の子達と少し話をする。本当かどうかは分からないが、両親がいないため、妹達と自分を学校に行かせるために物を売っているのだとか。名前はリアップで、15歳。色々交渉しつつ笛のような工芸品を1ドルで買い、その使い方を教えてもらった。上手くふけないと、その妹らしき子たちにからかわれれるのだが、それもまた良し。何故か、花を書いたノートの切れ端を貰う。
ここでは、上海を発って2ヶ月という日本人とも少し仲良くなった。なんでも、200ドルを騙し取られてという事で、かなりひもじい生活を強いられているようだ。眼鏡をかけて色黒の、いつもにこにこしている目の細い人物。この人とは、帰りの飛行機でかなり偶然にも同じになる事になる。逞しげな人物。
昼飯を食べて、3〜4時くらいには大方見終わる。動き出した時間が早かったせいだろう。
この頃になると、物売りの扱い方が段々分かってきた。「イッコイチドール」等と言いながら近寄ってくるのだが、それは気にせずに、会話をしてしまうのだ。「How old are you?」なんて聞くと、根が純真なのか、ほとんどの場合素直に答えてしまう。そうやって会話にしていけばいつしか物を売る事を忘れてしまうというわけ。二言三言会話をして「バイバイ」と手を振れば、「バイバイ」と返してくれる。ぞんざいに振り払うよりは気持ちがよい。
それにしても、思う。よく勉強している。英語も、そして日本語も。学校に入っていないというのに。
バイヨンをもう一度見て、再び同じ所へサンセットを見に行く。この場所はポイントらしく、人が多いのだが、不愉快な日本人も多い。
大体、俺は他の旅行者とは違うんだぜ的な、勘違いしたバックパッカーが嫌いだ。その多くは、頭にタオルを巻き、チャラチャラと首につけて、ハーフパンツにボロボロのサンダルを履く。地雷のTシャツを着ている確率も高い。
そして、こういう輩ほど日本人同士つるむ事が多い。なのに、現地人と仲良くなりたがる。媚びるように。一番だまされやすいタイプだ。
そんな日本人が、わんさか。7,8人で固まっているのを見て、かなりげんなり。そんなに連れ立たないといけないものなのだろうか。金髪の日本人というのは、国外で見るとかなり恥ずかしいのは何故なのだろうか。
結局、またもサンセットは見れず。街へと戻り、バイクタクシーとはここでお別れ。翌日は自転車を借りる事にする。
夕飯は、街の市場で食べたのだが、どうもイマイチ。看板娘というのだろうか、食堂の娘さんに味見を勧められて、美味しかったから入ったのだが、ここは大丈夫だろうと安心して味見した物とは違うものを頼んだところ、大失敗。やはり、カンボジアでは食べ物運が悪い。
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