トラウマ

2003年7月13日
 最近起こる、痴漢を含めた性犯罪が嫌悪感を覚える。
 人並みはずれて、かもしれない。文章で書いてあること、それが小説の中の話であっても、頭に血が上って気分が悪くなる。

 幼少期に何かトラウマがあったかといえばそういう訳でもなく。記憶を封印してしまっている様子もない。あえて言うなら、中学1年の時に読んだあるファンタジー小説か。

 藤本ひとみという作家が、王領寺静という名前で出した冒険小説で、歴史の一場面に高校生がワープしてしまうという、よくある話だ。そして、よくある話は面白い。
 その面白さを際立たせているのが、描写の鮮明さ。ただ剣を振り回す小説ではなく、重過ぎる装備の描写や、風呂に入らない習慣が、中高生向け文庫とはいえ描かれていた。そして、その生臭さは暴行の描写にまで及んでいた訳だ。

 女性作家の方がそういう事をネチネチと書くものだなとは思う。その描写が、気分が悪くて泣きそうになって。
 もう二度とこのページは読むまいと思ったほどひどい意味で印象的だった。『骸骨旗トラベル』の最終巻。

 そんな事で、とは思うのだがそれ以来、そういう性犯罪の描写に拒否反応が。よく使われる、どぎついカタカナ三文字の表現も口にはなるたけ出したくない。『ベルセルク』、中学生だったら読めなかったかもしれない。

 そういう事や事件を笑いながら話す人は、男も、女ならばそれ以上にイヤだ。

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