プレイボーイ

2003年6月23日
 連れと、ポツリポツリと雨の降る公園で爽やかにバドミントンをしていたところ、女の子に見つめられてドキドキ。
 8歳くらい。

 実に興味深そうな、あえて言うならおもちゃ屋の前でゲームの実演でも立ち止まって見ているかのように視線を注がれた。当然のようにその5分後には3人でかわるがわる遊ぶ事に。

 非常にやりたそうなのに、一回誘っただけでは乗ってこず、三回めでやっと頷いたところに、これが名高い「三顧の礼」かと思ったりもしたが。

 小学生は実に人に慣れるのが早い。良く言うと。悪く言うと、あっという間に付け上がる。一時間後には、
 「おまえ!来い!」

 本人曰く、「将来は男になりたい」そうな。突然奇声を発して、猿の真似するのを目の当たりして、彼女の中の男のイメージはこんなのなのかと、複雑な気分。
 それでも、飲み物をあげたら「ありがとうございます」ときちんと言ったという部分に感心した。 
 
 それにしても、実に遊んだ。よく遊んだ。遊ぶと言うのは何も金をかけるような事をするのではないし、金をかけないような事をこそ、本当に「遊ぶ」と言うのだと認識。

 バドミントンに、ブランコの二人乗り。滑車から垂れた紐にまたがって小高いところから勢い良く降りていく遊具。終いには、両手を持って、その子の体が宙に浮くくらい振り回して遊ぶ始末。


 たっぷり三時間は遊んだだろうか。二十歳過ぎが着いていけないくらいに、はしゃぐこういう姿を見ると、子供が外で遊ばない、というのが馬鹿らしく思えてくるから不思議だ。
 いや、実に面白かった。
 
 そして、子供という生き物の懐かしい行動パターンの数々。
 ・道路の白線だけを踏んで歩く
 ・突然木と木をこすり合わせて火を起こそうとする
 ・何か質問をすると、「普通」と答える
 ・秘密基地の存在を秘密にしない

 そして
 ・過去に執着しない。遊んだ相手の名前にも興味を示さないし、写真を沢山とるわりに、それをもらおうとは思わない。

 子供をさらいたくなる気持ちも分かるというもの。

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