こんな記事を発見した。

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- AP
ミネソタ州イーガン(AP) ミネソタ州で不動産金融業を営むマーティ・ジョンソンさん(38)は養子だった。これまで長い間、自分の出自について調べてきたが、詳しいことは分からずじまいだった。

ところが2年前、アイオワ州に住むという実母が、マーティンさんに連絡を取ってきた。彼女はかつて、アフリカ・ナイジェリアからノーザン・アイオワ大学に留学していた男性と恋仲になってマーティさんを産んだものの、男性が帰国せねばならず、マーティさんを養子に出していたことを、初めて打ち明けた。

この情報を得たマーティさんは、妻のローラさんの強い勧めもあり、ナイジェリアで自分の父親のことを調べ始めた。

調査の結果、実父はナイジェリアで有力な部族の家柄で、世が世なら、同国政府の指導者にも成り得る立場にあることが分かった。マーティさんは最初の子供として、実父が亡くなった場合は、その跡を継ぐ「王子」の立場にあることが判明した。

自分の兄弟が3人いることも知ったが、その他の親族も含め全員がマーティンさんを一族の「後継者」として認知した。

マーティさん一家は、今年12月にもナイジェリアを訪問する計画を立てている。しかし、ナイジェリアでの生活が心地良かったとしても、米国に戻り、仕事を続ける決心に変わりはないという。

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 王子という表現に疑問はあるも、すごい話だ。ファンタジーゲームの主人公のような。

 しかし、そこで「血」の尊さと王族としての自覚に目覚めて立ち上がったりしないのが如何にも現代の話か。下手すれば、王子やってる方が収入が少ない事もありうるからな。仕事やりながら送金とかしたりして。

 もしもこれで、彼がナイジェリアで指導者になったとしたら、それはナイジェリアにとってはアメリカとのパイプが出来た、と言うべきことなのだろうか。

 ナイジェリアの方では勝手にそう思っていそうな気もする。アメリカにしてみれば何も感じないだろうが。
 そうすると、ナイジェリアの期待を一身に背負い、かといってパイプも出来ない状況はなかなかに辛いものがあるのかもしれない。引っ込んで正解か。

 案外と、普通にアフリカに対して差別心があるのかもしれないが。
 それはそれでアイデンティティーの崩壊ではある。知らない方が良かったのかもしれない。

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