危機管理

2003年1月26日
 友人とキャッチボールをした。
 運動というものをほとんどしていなかったせいで思うように体が動かないが、汗をかいた後の公園の水飲み場場の水はうまいものだ。

 しかしだ、聞くところによると最近は、野球はおろかキャッチボールすら禁止の公園が増えているらしい。危険だからだというのだが、そう言えば確かに、近所の公園の、慣れ親しんだちょっと大型の遊具がほとんどなくなっている。危険だから、だろう。

 どこから圧力がかかっているのか知らないが、やるせない思いだ。痛いと感じる経験が、子供に必要ないとでもいうのだろうか。そんなに痛い思いをさせるのが嫌なら、街に植えてある木を全て伐採すればいい。子供が登って落ちたら危ないだろう。
 やりかねない気がするから恐い。

 小さい頃、アスレチックが大好きだったのだが、一度高いところから足を踏み外して落下し、救急車で運ばれた事がある。当時は考えもしなかったが、そのせいでもしもあのアスレチックが撤去されていたらと思うとやりきれない。子供心にも、「あぁ、ドジやってしまった」と思ったものだ。まさかアスレチックのせいだとは考えない。そんな子供にすらわかる事が、分からない連中がいるのだろう。

 危険な思いをしなければ、何が危険かも分からないのではなかろうか。何が危険かも分からない、そんなに危険な事はない。

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