パリーグの観客動員

2003年1月18日
 1980年 5,797,500人
 1990年 8,609,000人
 2002年 9,709,000人

 パリーグの人気のどこが低下してるんだと声高に言いたい。2001年には10,124,000人にも達していたというに。
 ちなみにセリーグの観客動員。

 1980年 10,322,000人
 1990年 12,020,000人
 2002年 13,243,500人
 
 多分、どちらも水増しはしているだろうが、その程度はほとんど同じじゃないかと思う。最近の巨人戦はテレビで見てても空席が目立つようになってきた。

 一番ひどいときには1965年パリーグ2,501,361人、セリーグ6,251,500人 1975年パリーグ3,201,900人 セリーグ9,479,500人とほぼ三分の一しか観客が入っていなかった時もあった。それに比べれば現在は雲泥の差だろう。

 にもかかわらず「パリーグは危ない」「一リーグへ」といった論調が多すぎる。ろくすっぽ調べもしないで、アジテーターか、連中は。
 などと憤ってみる。

 だからこそ西武にも腹が立つ。巨人戦しか見れないような連中があれを見たら、あんな程度で優勝できるのかパリーグは、と思うだろう。

 本当にパリーグのレベルが低いのか。
 片岡は去年失敗だった。しかし、アリアスがHR数3位ならば、その間にパリーグの打者が5人は食い込んでくるだろう。

 ともあれ、パリーグはプレーオフ制を導入するらしい。こういった努力こそが観客動員の接近の大きな理由だろう。営業努力を、パはしている。オリックスなんかはよく叩かれているが、金の使い方を既存の考えから脱却したところに置いているだけで、最近は非常に好感を持っている。
 巨人阪神の金の使い方は異常だ。コストパフォーマンスというものをまるっきり考えていない。

 しかし、一番責められるべきはセリーグの巨人以外の球団だと思う。今の5球団から、巨人戦を抜き取ったら何が残るのか。パリーグと同程度どころのレベルじゃないのではないか。

 聞けば、パは韓国や台湾も視野に入れたリーグの構想があるという。どんどんやればいい。セリーグは巨人を2つか3つ作って140試合巨人とやってればいい。営業努力は、金の額じゃない。金の使い方を考える事だと思う。
 営業努力は、金額だから、パの各球団は努力していない、ならやめてしまえ、というのはおかしい。そのおかしい考え方に基づいたウェーバードラフト反対論もまたおかしい。

 ウェーバードラフトは、努力してもいないのに強くなれるじゃないか、という意見。
 スポーツは社会主義でよいと思う。「企業努力」という名のマネーゲームで勝敗が決まるところなど、観客は見たくはないだろう。球場の外で努力したものが勝つ姿ではなくて、スポーツで努力して工夫したものが勝つ姿が見たいのだ。
 どんなにやる気が無い球団でも勝てるシステムが一番だと思う。見ていて面白い。

 やはり、智弁和歌山やPLよりは、公立高校が勝ちあがった方が面白いではないか。

 しかし、プレーオフをやるのなら2球団くらい増やして、リーグをメジャーのようにチーム4つの地域2つに分けてから1位同士とワイルドカードで争うのが、本当は一番面白いと思うのだが。

 いいじゃないか、「やる気の無い球団」を増やせば。

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