個性
2003年1月16日「なぁ、1999年7の月に恐怖の大王が・・・って言うじゃん?」
98年冬のある日。
「あぁ、それで?」
「で、核戦争が起こる、とか大地震とか隕石が降ってくる、とかよく言うじゃん?」
「あー。」
「もしもさ、
文字通り恐怖の大魔王が降ってきた
らどうする?」
「そりゃオマエ、俺たちが立ち上がるんだろ?」
「・・・そうか、やっぱそうだよな。腕組んでたりするんだろうな。空に浮いて。」
「絶対四角いバリアーがあるんだって。」
「やっぱ自衛隊の攻撃は効かないんだろ?」
「絶対どこかに剣があるんだって」
高校時代、こんな2人がいた。ボケと突っ込みではなくて、二人でボケ続けるという。側で3,4人、笑い続けていた記憶がある。
(雨みたいに降ってきたらどうするんだ・・・)
なんて考えたものだ。
ともあれ、個性の強い奴等だった。別に「凄い奴」とかではない(と思う。ある種凄いが)。よく世間で言われる「個性のある奴」「凄い奴」ってのは、(例えば海外各地に放浪に行っててマスコミに入った、とかインターンシップに燃えていて、とか)ってのは個性があると思われがちだが、それは違うんじゃないか。それは「個性があるタイプ」という枠組みのなかにある「パターン」だから、本来的な意味での「個性のある奴」ではないと思う。
この場合、「凄い奴」であるかどうかは問題にしていない。別に個性と凄さは同義ではない。
冒頭の会話の一人(足が異常に長い)は、会話がないと突然
「むにゅ」
などと言い出す始末。
文章にしてみるとただの頭のおかしい奴だが、見ていて面白かった。個性は折り紙つきだが、別に「凄い奴」ではない。
で
自分は特に個性のある方ではないと思う(特に知人に強調しておきたい)。いたって平凡な有象無象の一人だと思うし、個性のある生き方なんて全く望んでいない。当然、所謂「凄い奴」でもないと思う。
無個性で良いと思う。個性ってのを求めてるってのは優越感を求めてるのと同じじゃなかろうか。そんなもの、求めるものじゃないし、個性ってのは「変人」だという事で、それはもう、見ただけで明らかに違う(この高校の友人に思い知らされた)。
ある種凄い人を、「個性がある」ともてはやして「自分も個性的になりたい」もしくは「自分も個性的に違いない」ってのはどうなのだろうか。
「個性的な人物」なんてまずいない。10年に1人、20年に1人、そんなレベルでしか会えない人こそ個性的な人物なのだ。
「凄い人」ほど「凄い人」という枠の中にいる「無個性な人」なんじゃないかと思ってたりする。
無論、無個性=凄いってわけではない。
98年冬のある日。
「あぁ、それで?」
「で、核戦争が起こる、とか大地震とか隕石が降ってくる、とかよく言うじゃん?」
「あー。」
「もしもさ、
文字通り恐怖の大魔王が降ってきた
らどうする?」
「そりゃオマエ、俺たちが立ち上がるんだろ?」
「・・・そうか、やっぱそうだよな。腕組んでたりするんだろうな。空に浮いて。」
「絶対四角いバリアーがあるんだって。」
「やっぱ自衛隊の攻撃は効かないんだろ?」
「絶対どこかに剣があるんだって」
高校時代、こんな2人がいた。ボケと突っ込みではなくて、二人でボケ続けるという。側で3,4人、笑い続けていた記憶がある。
(雨みたいに降ってきたらどうするんだ・・・)
なんて考えたものだ。
ともあれ、個性の強い奴等だった。別に「凄い奴」とかではない(と思う。ある種凄いが)。よく世間で言われる「個性のある奴」「凄い奴」ってのは、(例えば海外各地に放浪に行っててマスコミに入った、とかインターンシップに燃えていて、とか)ってのは個性があると思われがちだが、それは違うんじゃないか。それは「個性があるタイプ」という枠組みのなかにある「パターン」だから、本来的な意味での「個性のある奴」ではないと思う。
この場合、「凄い奴」であるかどうかは問題にしていない。別に個性と凄さは同義ではない。
冒頭の会話の一人(足が異常に長い)は、会話がないと突然
「むにゅ」
などと言い出す始末。
文章にしてみるとただの頭のおかしい奴だが、見ていて面白かった。個性は折り紙つきだが、別に「凄い奴」ではない。
で
自分は特に個性のある方ではないと思う(特に知人に強調しておきたい)。いたって平凡な有象無象の一人だと思うし、個性のある生き方なんて全く望んでいない。当然、所謂「凄い奴」でもないと思う。
無個性で良いと思う。個性ってのを求めてるってのは優越感を求めてるのと同じじゃなかろうか。そんなもの、求めるものじゃないし、個性ってのは「変人」だという事で、それはもう、見ただけで明らかに違う(この高校の友人に思い知らされた)。
ある種凄い人を、「個性がある」ともてはやして「自分も個性的になりたい」もしくは「自分も個性的に違いない」ってのはどうなのだろうか。
「個性的な人物」なんてまずいない。10年に1人、20年に1人、そんなレベルでしか会えない人こそ個性的な人物なのだ。
「凄い人」ほど「凄い人」という枠の中にいる「無個性な人」なんじゃないかと思ってたりする。
無論、無個性=凄いってわけではない。
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