靖国

2003年1月15日
 また参拝して、また責められている。小泉さんの苦悩が伺えますな。

 A級だろうとB級だろうと、戦犯ってのは言い方がおかしくて、死刑という刑を受けた以上、もはやその人は犯罪者ではないんだな。前科者ではあっても。だから、戦犯を祀ってるんだから参拝するなって理屈はちょっとおかしい。

 そんな理屈はどうでもいいのだろうし、言ってる事はそんな理屈ではないのだろうが。

 どっちだって良いと思う。もともと、意味なんてあるものではないのだから。そこに意味があるかのように見せかけられてるだけなのだから。

 ただ、やめるのは良いのだが今やめるのはちょっと。中国や韓国の連中の「宗教的干渉」に従って、「ゲンメイ」されてやめるというのはかなり面白くない。文句がなくなってからやめればいい、とか思っている。

 しかし、本当に宗教的な意味で首相に参拝して欲しい、戦没者を追悼してくれないと安らかに眠れない・・・と思っている遺族の存在を忘れてはいけないと思う。いくらこんなところで日記つけてるバカな戦後生まれが「意味なんてない」と言ったところで、そこに大事に意味を持ち続けている人はいる筈で。そういう人の宗教だって守るのは必要な事だと思う。

 「アジアや中国の国民の気持ちは配慮しないのか」そう中国の誰かが言ったらしいが、日本国政府は日本国民の税金で成り立っている訳で、順位が後回しになるのは至極当然だと思う。

 タブーっぽい事だけに忘れられがちだが、遺族にとっては一つの宗教的問題。これが他宗教に対するものだったら逆に「中国や韓国が宗教戦争を仕掛けてきている」ととられてもしょうがあるまい。

 そうすると、政教分離の原則に反してしまうわけだが。

 日本人にとっては「宗教であって宗教ではない」という微妙な感覚があるからな。一連の行事に見られるように。

 インドではイスラム教徒ヒンドゥー教が融合していたのをイギリス人が機械的かつ厳密に選り分けたせいで今に到るという事もある。

 今更日本が神道原理主義になって他宗教を差別する、というのも現実離れしすぎているし、「宗教であって宗教ではない」という曖昧な立場でも、良いと思うのだが・・・

 やはり国際的に通用しないのだろうか。

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