デニズリ〜セルチュク
2002年12月15日 朝早くにデニズリのオトガルに到着。パムッカレまでセルヴィスがあるというのでそれを待っていると、他のバス会社のオジさんが、自社のカウンターの内側でストーブに当たりながら待たせてくれる。助かる事だ。
それは良いのだが、乗ったセルヴィスが全く動かない。客が他にいないから他に来るまで待つ、とのことだが1時間近く待たされた挙句にべつのバスに連れて行かれる。結果として着いたから良いのだが、態度がいいかげんで腹立たしい。
パムッカレに着いたらまず、セルチュクもしくはデニズリに戻るバスを予約しようと考えていた。それなりに便は出ているだろうと予想していたのだが、これが実に甘かったらしい。どこのバス会社のカウンターも閉まっていて、困って歩いているうちに声をかけてきたのはどういうわけかレストランのオジさん。連れてかれたのはペンションのオーナーのところ。
オーナーのオヤジ、名前はムスタファ。彼の言うところによるとここからはセルチュク行きのバスは全くなく、デニズリからも1日に数えるほどしかないとのこと。それも、2時間後のそれを逃したら次は夜になるという。つまり、デニズリまでのバスを考えると正味1時間しか見学時間がない。
半信半疑なのだが、すわ大変とばかりに急いでパムッカレ、石灰岩の岩棚、真っ白い丘を駆け上がる。歩いていると、またもしょぼくれた野良イヌが擦り寄ってきて、一歩先を歩いてはこちらを見上げてくる。何かを欲しがっているのかよく分からないが、はたから見ると散歩にしか見えないだろうな。
この石灰岩は、温泉が溜まっていて、夏になると、青空を背景にした白と青のコントラストが素晴らしくキレイだったのだが、冬という事でイマ三歩程度。
オフは自然保護のため温泉を流していない、という話を聞いて覚悟していたのだが、4分の3程度はちゃんと流れていた。問題はそっちではなく、流れているお湯のせいで水蒸気が立ち上り、かえって何も見えなくなってしまった事。誤算だった。
背後にあるヒエラポリスも、濃い霧に包まれていて雰囲気はあったのだが、イマイチの感は拭えず。天気が悪かったのもつらかったか。
PTTで両替が出来たのはよかった。使える金がないというのは不安なもの。安心する。
この石灰岩は本来靴をはいて足を踏み入れてはいけなかったと思ったが、全く誰もいなかったため、寒さに耐えかねて履いたまま入ってしまった。ちょっと懺悔したい。
10時には石灰岩を降りてバスを待つ。荷物を預かっていてくれたムスタファオヤジが、一緒にバス待ちをしてくれたが、このオヤジは日本通。「タナカマキコタナカマキコ」「エガシラチッチャスギ」等等ギャグを連発しては笑い転げてる。そのオヤジギャグ、下ネタ連発の紛うことないオヤジギャグには旅の疲れも癒されるというものだろう。
面白かったのは、茶髪金髪、ピアスの男はこっちではオカマだオカマ、と彼が大笑いしていた事。ちなみに「オマエはオカマじゃないな」と褒められる。茶髪の時期もあったのだが。しかし、こんな所に来てまで念入りに髪をセットしていた幾多の日本人男性諸君に聞かせてやりたくもなる。
デニズリに到着すると、バスの時刻表は確かにムスタファオヤジの言うとおり。ありがとうオヤジ。
出発まで間があったのでキョフテ屋に行き昼飯を買い込む。無理を言ってテイクアウトにしてもらったのだが、快くOKしてくれた親子の料理人は、寡黙でありながら「任せとけ」といった風で実に好ましい。しかも何日ぶりかわからないほど久しぶりの卵料理。
アイドゥンという町を経由してセルチュクへ。途中の風景は牧歌的であり心安らぐもの。オレンジ栽培が盛んらしい。トラックの上に大量に積み、その上で寝転びながらオレンジをパクつく少年。良き哉。
セルチュクでは客引きに目もくれずヴァルダル、通称「アヤちゃんの宿」へ。
ここだけは再び訪れようと心に決めていた。清潔で、安価でボリュームたっぷりの夕食を振舞ってくれ、おばあちゃんが可愛らしいこの宿。日本人宿といわれようと、看板が日本語で掲げてあろうと素晴らしいものは素晴らしい。
ただ、そのあまりの素晴らしさに隣のペンションが名を騙りだしたらしい。哀しそうに話していた婆ちゃんの顔が痛ましい。
外を少しブラブラした後、夕食。相変わらずの超ボリューム且つ柔らかなチキン。そして400万TLの安さ。庶民の味は最高。
一緒したのは日本人のOLコンビ。いや、元OL,か。マッ〇ツ〇ーという旅行会社の元先輩後輩だったそうな。やはり旅行会社はつらいそうな。そんな話。うむむむむ。
それは良いのだが、乗ったセルヴィスが全く動かない。客が他にいないから他に来るまで待つ、とのことだが1時間近く待たされた挙句にべつのバスに連れて行かれる。結果として着いたから良いのだが、態度がいいかげんで腹立たしい。
パムッカレに着いたらまず、セルチュクもしくはデニズリに戻るバスを予約しようと考えていた。それなりに便は出ているだろうと予想していたのだが、これが実に甘かったらしい。どこのバス会社のカウンターも閉まっていて、困って歩いているうちに声をかけてきたのはどういうわけかレストランのオジさん。連れてかれたのはペンションのオーナーのところ。
オーナーのオヤジ、名前はムスタファ。彼の言うところによるとここからはセルチュク行きのバスは全くなく、デニズリからも1日に数えるほどしかないとのこと。それも、2時間後のそれを逃したら次は夜になるという。つまり、デニズリまでのバスを考えると正味1時間しか見学時間がない。
半信半疑なのだが、すわ大変とばかりに急いでパムッカレ、石灰岩の岩棚、真っ白い丘を駆け上がる。歩いていると、またもしょぼくれた野良イヌが擦り寄ってきて、一歩先を歩いてはこちらを見上げてくる。何かを欲しがっているのかよく分からないが、はたから見ると散歩にしか見えないだろうな。
この石灰岩は、温泉が溜まっていて、夏になると、青空を背景にした白と青のコントラストが素晴らしくキレイだったのだが、冬という事でイマ三歩程度。
オフは自然保護のため温泉を流していない、という話を聞いて覚悟していたのだが、4分の3程度はちゃんと流れていた。問題はそっちではなく、流れているお湯のせいで水蒸気が立ち上り、かえって何も見えなくなってしまった事。誤算だった。
背後にあるヒエラポリスも、濃い霧に包まれていて雰囲気はあったのだが、イマイチの感は拭えず。天気が悪かったのもつらかったか。
PTTで両替が出来たのはよかった。使える金がないというのは不安なもの。安心する。
この石灰岩は本来靴をはいて足を踏み入れてはいけなかったと思ったが、全く誰もいなかったため、寒さに耐えかねて履いたまま入ってしまった。ちょっと懺悔したい。
10時には石灰岩を降りてバスを待つ。荷物を預かっていてくれたムスタファオヤジが、一緒にバス待ちをしてくれたが、このオヤジは日本通。「タナカマキコタナカマキコ」「エガシラチッチャスギ」等等ギャグを連発しては笑い転げてる。そのオヤジギャグ、下ネタ連発の紛うことないオヤジギャグには旅の疲れも癒されるというものだろう。
面白かったのは、茶髪金髪、ピアスの男はこっちではオカマだオカマ、と彼が大笑いしていた事。ちなみに「オマエはオカマじゃないな」と褒められる。茶髪の時期もあったのだが。しかし、こんな所に来てまで念入りに髪をセットしていた幾多の日本人男性諸君に聞かせてやりたくもなる。
デニズリに到着すると、バスの時刻表は確かにムスタファオヤジの言うとおり。ありがとうオヤジ。
出発まで間があったのでキョフテ屋に行き昼飯を買い込む。無理を言ってテイクアウトにしてもらったのだが、快くOKしてくれた親子の料理人は、寡黙でありながら「任せとけ」といった風で実に好ましい。しかも何日ぶりかわからないほど久しぶりの卵料理。
アイドゥンという町を経由してセルチュクへ。途中の風景は牧歌的であり心安らぐもの。オレンジ栽培が盛んらしい。トラックの上に大量に積み、その上で寝転びながらオレンジをパクつく少年。良き哉。
セルチュクでは客引きに目もくれずヴァルダル、通称「アヤちゃんの宿」へ。
ここだけは再び訪れようと心に決めていた。清潔で、安価でボリュームたっぷりの夕食を振舞ってくれ、おばあちゃんが可愛らしいこの宿。日本人宿といわれようと、看板が日本語で掲げてあろうと素晴らしいものは素晴らしい。
ただ、そのあまりの素晴らしさに隣のペンションが名を騙りだしたらしい。哀しそうに話していた婆ちゃんの顔が痛ましい。
外を少しブラブラした後、夕食。相変わらずの超ボリューム且つ柔らかなチキン。そして400万TLの安さ。庶民の味は最高。
一緒したのは日本人のOLコンビ。いや、元OL,か。マッ〇ツ〇ーという旅行会社の元先輩後輩だったそうな。やはり旅行会社はつらいそうな。そんな話。うむむむむ。
コメント