アンカラ〜ネヴェシヒル〜ギョレメ
2002年12月12日 トルコではバスの交通が発達していて非常に使いやすい。各社のサービス合戦のせいでバス内で映画まで見られる始末。時間運行も非常に正確。
逆に電車はマイナーな交通機関らしい。値段はバスより安いのだが、バスより時間がかかり、観光客はあまり使わないらしい。
と、いう訳で朝起きてもアンカラには着いていなかった。3時間ほどの遅れ。
なるほどね。
急いでいる訳ではないので構わない。けど、名高いアンカラエクスプレスにしてこれでは、普及しない訳だ。
首都は意外と閑散としていた。滞在時間1時間半では何とも言えないが、車はあまり通ってないように見受けられた。
その代わりオトガルはにぎやかだった。そこまで地下鉄が通っているというのもさすが。それでもイスタンブールの半分ほどの規模だろうが。
重い荷物を持って50程度あるカウンターを一つづ見ていると、胡散臭い男がとなりに寄ってきて、目的地を聞いてくる。どうせ旅行会社か何かの客引きだろうと無視していたのだが、思いなおして「ギョレメ」と言ってみると「〇〇番のカウンターだ」との言葉。行ってみると確かにその通り。
トルコ人は、良い人と悪い人(安易な分け方だが)の区別が非常に難しい。だから、つれない態度をした後に、ちょっとした罪悪感を感じる事がある。「あの人は、単純に親切で言っていたのではないか」、と。かといって皆良い人、というわけではもちろんない。難しい所だ。
ただ、現地化してる日本人(特にオバチャン)はたちが悪いように思うが。
バスは、何故か「ハムナプトラ」を流しながら草原を行く。暖房も効いていて、香水のサービスももちろんあり、リプトンの紅茶も出て快適。
「車内禁煙」を運転手自ら破ってるのを除けば。
こういうメリハリのついてないところが先進国になれない理由じゃなかろうか。イタリアは、女性喫煙率が高く眉をひそめたものだが、分煙は徹底していた。
そうこうしている内にカッパドキアに着く。ただしネヴェシヒルに。
バスの乗り換えだというのだが、自分だけ違う方向に。案の定というか、着いた先は旅行会社のオフィス。ここのオヤジの、日本語の達者な事!
チャイをやるからと言って座らされ、まわりくどく婉曲にツアー参加を勧められた。「一回来た事があって、その時に自力で回ったんだから大丈夫。」と説明すると、意外とあっさりと解放してくれた。カバンまで持ってバスまで連れていってくれたのだ。
勝ったような、拍子抜けなような気分。それはまぁ良いのだが、チャイをまだ飲んでないぞ。ケチだ。
ギョレメにはすぐに着く。
宿は、前年泊まった「アナトリア」にしようかと考えていたのだが、印象的には隙間風ありそうだったので「ESEN」というところにする。結果的にはどうだったのだろう。「ESEN」は寒かったが、後で聞いたところによると「アナトリア」は経営していた家族がオフという事で本国のフランスに帰ってしまっていたらしい。それでは前年お世話になった家族に会えない。が、暖かかったとか。
家族経営の宿で、「ESEN」は文字通り家族経営の宿で、子供が3人。兄2人に一番下が2,3歳の女の子。これがまた可愛い。トルコの子供は皆目が大きくて本当に可愛い。人懐っこいのも手伝って、思わずさらいそうになる。
母ちゃんもうまくはないが英語の話せる気持ちのよい人。
が、部屋は寒かった。しかも、初日はシャワーにお湯が出ない。どうもコツがあるらしく、翌日からは出るようになったのだが。
既に夕方なので、外をぶらっと散歩。どういうわけか人懐っこく寄って来る犬を道案内のように従え、高台に登って感動的な景色を楽しむ。楽しんだ。
のは良いのだが・・・あまりにも寒い。空気が白いと思えるほど寒い。風がないのが救いだが、この日の体験から4時以降、日が沈んでからの行動はほぼ断念。
夜飯は「SOS]というレストラン。ウェイターのおじさんが、紳士すぎる程紳士。老紳士。メニューに書いてあるはずのチャイを、食後にタダで振舞ってくれるという素晴らしさ。無口だが、微笑を絶やさない。料理の味も良い。特に煮込み系が絶品だ。
中には、3人の韓国人が。思わず「こんにちは」と言いそうになった。韓国人は、分かる人はあからさまに「ぽい顔」をしているが、分からない人はわからない。
帰り際に「サヨウナラ」と声をかけられる。そういえば韓国語で何と言ったか・・・「アニョハセオ」しか知らない自分。如何なものだろうか。やむを得ず「グッバイ」。
寒さに震えつつ、就寝。
逆に電車はマイナーな交通機関らしい。値段はバスより安いのだが、バスより時間がかかり、観光客はあまり使わないらしい。
と、いう訳で朝起きてもアンカラには着いていなかった。3時間ほどの遅れ。
なるほどね。
急いでいる訳ではないので構わない。けど、名高いアンカラエクスプレスにしてこれでは、普及しない訳だ。
首都は意外と閑散としていた。滞在時間1時間半では何とも言えないが、車はあまり通ってないように見受けられた。
その代わりオトガルはにぎやかだった。そこまで地下鉄が通っているというのもさすが。それでもイスタンブールの半分ほどの規模だろうが。
重い荷物を持って50程度あるカウンターを一つづ見ていると、胡散臭い男がとなりに寄ってきて、目的地を聞いてくる。どうせ旅行会社か何かの客引きだろうと無視していたのだが、思いなおして「ギョレメ」と言ってみると「〇〇番のカウンターだ」との言葉。行ってみると確かにその通り。
トルコ人は、良い人と悪い人(安易な分け方だが)の区別が非常に難しい。だから、つれない態度をした後に、ちょっとした罪悪感を感じる事がある。「あの人は、単純に親切で言っていたのではないか」、と。かといって皆良い人、というわけではもちろんない。難しい所だ。
ただ、現地化してる日本人(特にオバチャン)はたちが悪いように思うが。
バスは、何故か「ハムナプトラ」を流しながら草原を行く。暖房も効いていて、香水のサービスももちろんあり、リプトンの紅茶も出て快適。
「車内禁煙」を運転手自ら破ってるのを除けば。
こういうメリハリのついてないところが先進国になれない理由じゃなかろうか。イタリアは、女性喫煙率が高く眉をひそめたものだが、分煙は徹底していた。
そうこうしている内にカッパドキアに着く。ただしネヴェシヒルに。
バスの乗り換えだというのだが、自分だけ違う方向に。案の定というか、着いた先は旅行会社のオフィス。ここのオヤジの、日本語の達者な事!
チャイをやるからと言って座らされ、まわりくどく婉曲にツアー参加を勧められた。「一回来た事があって、その時に自力で回ったんだから大丈夫。」と説明すると、意外とあっさりと解放してくれた。カバンまで持ってバスまで連れていってくれたのだ。
勝ったような、拍子抜けなような気分。それはまぁ良いのだが、チャイをまだ飲んでないぞ。ケチだ。
ギョレメにはすぐに着く。
宿は、前年泊まった「アナトリア」にしようかと考えていたのだが、印象的には隙間風ありそうだったので「ESEN」というところにする。結果的にはどうだったのだろう。「ESEN」は寒かったが、後で聞いたところによると「アナトリア」は経営していた家族がオフという事で本国のフランスに帰ってしまっていたらしい。それでは前年お世話になった家族に会えない。が、暖かかったとか。
家族経営の宿で、「ESEN」は文字通り家族経営の宿で、子供が3人。兄2人に一番下が2,3歳の女の子。これがまた可愛い。トルコの子供は皆目が大きくて本当に可愛い。人懐っこいのも手伝って、思わずさらいそうになる。
母ちゃんもうまくはないが英語の話せる気持ちのよい人。
が、部屋は寒かった。しかも、初日はシャワーにお湯が出ない。どうもコツがあるらしく、翌日からは出るようになったのだが。
既に夕方なので、外をぶらっと散歩。どういうわけか人懐っこく寄って来る犬を道案内のように従え、高台に登って感動的な景色を楽しむ。楽しんだ。
のは良いのだが・・・あまりにも寒い。空気が白いと思えるほど寒い。風がないのが救いだが、この日の体験から4時以降、日が沈んでからの行動はほぼ断念。
夜飯は「SOS]というレストラン。ウェイターのおじさんが、紳士すぎる程紳士。老紳士。メニューに書いてあるはずのチャイを、食後にタダで振舞ってくれるという素晴らしさ。無口だが、微笑を絶やさない。料理の味も良い。特に煮込み系が絶品だ。
中には、3人の韓国人が。思わず「こんにちは」と言いそうになった。韓国人は、分かる人はあからさまに「ぽい顔」をしているが、分からない人はわからない。
帰り際に「サヨウナラ」と声をかけられる。そういえば韓国語で何と言ったか・・・「アニョハセオ」しか知らない自分。如何なものだろうか。やむを得ず「グッバイ」。
寒さに震えつつ、就寝。
コメント