イスタンブール

2002年12月10日
「無理はしない」「気分転換」「前回紛失したフィルムを撮りなおす」

 が今回のモットーだったので、一回行った所が中心。味付けを変えるために、移動方法や宿、観光する場所を変えてみたりはしたけれど。サフランボルあたりには行きたかったが。

 
 一大観光地域、スルタンアフメットで朝食。スープにパンというお決まりのもの。

 アヤソフィアに行ってみる。

 ここでもそうなのだが、国際学生証はとてつもなく役に立つ。去年持っていかなかったのが本当に悔やまれる。主なところを見るとすると、5000円くらい違うのではないだろうか。トルコで5000円は大きい。
 去年は現地で怪しげな兄ちゃんに誘われ、3000円で偽造しようとして踏みとどまったんだが、偽造した方が良かったかも。

 さて、中は相変わらず改装中だった。何年やってるんだか。本当は社会主義の国なんじゃないかという疑問が湧き出る。レストランのウェイターも客より多い所ばかりだったし。

 アヤソフィアは、不思議な建物だ。モスク化していたらしいのにフラスコ画が、顔つきで残っている。こんなところでお祈りしたら、偶像崇拝に該当すると思うのだが。 
 ぐるっと見た後、教会内にいた野良ネコと戯れてひとしきり遊ぶ。おかしな日本人だ。

 ここを出ると途端に雪景色。イスタンブールの冬の気候は気まぐれである。

 出てきた途端まとわりつく絨毯屋を振り切って考古博物館へ。
 
 トプカプの近くにあるこの博物館は、あまりツアーなんかには組み入れられてないっぽい。それはあまりにも損ではなかろうか。ここの展示品は素晴らしい。特に、アレクサンダー大王に少しでも興味があるなら行かない手はないと思う。世界史の教科書に出てくるような像が、何の防備もなしに置いてあるのだから。

 昼食はロカンタで煮込み料理。内装のタイルがキレイだった上に、ナス料理が美味い。ナス好きはトルコに行くべし。

 午後はフェリーに乗ってアジア・サイドへ。翌日乗る電車の予約。しかもアンカラエクスプレス。

 4000万リラもする豪華寝台車だが、これは有名な寝台車らしく、一度でいいから使ってみたかったのだ。手足が伸ばせる分夜行バスよりも「無理しない」ということ。

 そのまま近所にあった、1998年完成のモスクを覗いてみる。歴史はないが、その分きらびやかできれいだ。深みがないのは当然だが、こういうのも面白い。

 帰り際に、ガラタ塔へ。
 ある意味イスタンブールのシンボルとも言えるこの島。「コンスタンティノープルの陥落」なんかを読んだ後に行くとかなり感慨が深まるだろう。何せ金角湾を一望できるのだ。
 視界を横に2等分する金角湾。横手に見えるマルマラ海。そしてガラタ橋の向こうに見えるのは、トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスク。歴史と文化のまさに融合。
 絶景という他はない。

 この贅沢な眺めを、夜はバーになるカフェで、チャイを飲みながらゆっくり眺めてしまった。なんたる満足感。夜景まで見てきてしまった。

 帰るときにスーパーを発見し、覗いてみる。貧乏旅行で自炊するならば欠かせないが、今回は必要なし。しかし、見るのは楽しい。

 夜飯、とあるロカンタで頼んだチキンスープは最高だった。これだからトルコ料理は止められない。
 ガイドには載ってない店だったがかなりの優良店。主が料理を丁寧に説明してくれる上、帰りに香水を手にかけてくれるのもポイント高い。香水をくれる店に悪い店はないというのが私的法則。

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