いざ日光

2002年10月26日
 鮎の塩焼きは美味しかった。

 一泊二日、日光への旅は、全て鈍行。北千住から東武線へ乗って電車に揺られる事3時間程度か。事前にイメージしていたのはボックスシートの旅だったのだが、意外にも混雑しているせいで、地べたに座る事を余儀なくされた。

 結局座れたのは最後の1時間程度。しかし、その一時間程度は謎多きお爺様方との濃密な一時間であった。
 相席はいいのだが、爺さんばかりで婆さんなしという謎の組み合わせ、要領を得ない台詞の数々。そして昼真っから飲んだくれてる爺さん一名。

 面白い。

 日光とはゆばの町だそうだが、この旅ではゆばソバにゆばラーメンなんかを頂いた。何故か麺類。食感は楽しい。

 着いてすぐはゆばソバ。なのだがそれよりも何よりも、道端で売ってる鮎の塩焼きがやたらと美味かった。塩加減が最高。

 いや、塩加減ではなく塩の味、だろうか。丸ごと平らげる。

 日光自体は3回目ということで、しかも特筆するような物はみていないのだが、風情もあってなかなかよろしい。入るなり白馬を目の当たりにしたことは特筆すべきか。
 あの長〜い階段はヒールをはいた女性陣にはきつかろう。そんなこと、修学旅行の時には気にも留めなかったが。

 紅葉はあまりしていなかった。3,4分といったところか。天気も悪く、そういった面では恵まれなかったのかもしれない。しかし、気持ちが良かった。東京のビルの森にばかり出向いていると、こうした森の感じが非常に新鮮で、来てよかったという気にさせられる。

 宿はペンション。車でお出迎え。

 言う事は一つ。飯がうまい!

 ・・・いや、ディナーが美味しゅうございました。

 次から次へと運ばれてくるコース料理に舌鼓を打ち、ボリュームも満足のいくもの。
 どうやら料理は主人がしているようで、給仕に徹する奥さんを見てるとどうしてもかまいたちの夜を思い出してしまう。場所も駅からちょっとかかる所。

 いや、それにしても美味しかった。「民宿」とイメージしていたため、山菜にとんかつ、すき焼きをイメージしていたのだが、大違い。ステーキソースの美味かった事。ケーキバイキングは黄色い歓声をもって出迎えられていた。

 マンガ「ひだまりの樹」が置いてあったのもポイント高し。

 二日目は中禅寺湖へ。
 とりあえず、寒かった。凍えそう。気温自体もさる事ながら、防寒の用意もせずにのこのこ来た為。しかも霧が深すぎて何も見えず。見えたのは寺にいた猿のみか。

 しかし、華厳の滝は感動した。金を払う価値が十二分にあったといえる。
 微妙な曇り加減が、霞がかった絶妙の景色を演出し、紅葉も七分ほどしていたせいか、うっとりする眺め。切り取って持っていきたかった。この旅で、このときほど、カメラを持っていかなかったことを悔やんだ時はなかったろう。「マンガ日本昔話」のような風景。
 
 わかりにくいか。

 思い出せる限りだとこんなところか。な?

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